【2023年8月1日〜2024年1月31日・九紫火星の運勢】真木あかりの九星気学占い
九星気学は旧暦を使用するため、2月の立春から次の立春までを1年と数えます。というわけで「上半期」は2月から7月まで、「下半期」は8月から2024年1月まで……というかたちで毎回、お付き合いいただいております。
癸卯(みずのとう)、四緑木星の2023年もいよいよ後半戦。甲乙丙丁……という「十干」をリレーに例えるなら最終走者である癸の「総括」の流れがいよいよ本格化してきます。風を象徴する四緑木星は一ヵ所に留まることを良しとはしませんが、「卯」が意味するようにさまざまなものが活発になってきますから、来た波には乗る・地に足をつけて地道にやっていく、ということが何より重視されるだろうと思います。
上半期に試したことの結果や手応えが、そろそろ出てくる人も多いでしょう。多少の窮屈さは「自分が成長している証」として、前向きに受け止めてみるのもいいかもしれません。
文・真木あかり
九紫火星
総合運
上半期運勢の記事で、私は上半期を「能力を磨きつつ虎視眈々とチャンスを伺う時期」、そうでない受け止め方をするなら「停滞感を得やすい時期」と書きました。下半期も、その傾向に変わりはありません。ただ、上半期と異なるのはだいぶ安定しているということ。自分がしっかりしていさえすれば、運気がプラスになるようにしっかり行動を起こしていけるはずです。運気というのは、あらかじめ決まっているものではなく、自分で動かしていけるものなんですね。もちろん、あなたがそうしたいという意志をお持ちで、行動を起こせば──というお話ではあるのですが。 さて、もしも「新しいことにチャレンジしてみたい」と言った気持ちがある場合。9月から12月の間は頑張りがいがある星回りで、なおかつ行動力もアップするとき。動くにはベストな時期と言えるでしょう。周りの環境や楽しいことの誘惑に惑わされず、むしろチャレンジする対象を「一番楽しいこと」として、取り組むことができるからです。1年、2年という単位で叶えることであっても、この4ヵ月間に思いっきり力を入れておくと、2024年に継続して頑張れるベースが作れるはず。2025年は新たな展開もあり……って、ちょっと先々まで読みすぎでしょうか。いい時期なので、ぜひ頑張って。
対人運
人間関係は終始穏便、不安なところのない下半期となりそうです。現状で悩んでいることがある場合は、ひとりで頑張って解決しようとするとどんどんネガティブな想像ばかりが膨らみ、悩まなくていいことまで芋づる式に悩んでしまいそう。それよりも、相手としっかり話し合うとか、疑問に思っていたことをちゃんと聞くといったことが、とても大事です。というのも、ここで解消できなかった不安や悩みというのは、今後数年はともに歩むことになるから。できたら、そんなことは避けたいですよね。 といっても、「本人に簡単に聞けるような関係なら、そもそも悩んでいない」というものでもあるのでしょう。その場合はカウンセリングを受けてみるなどして、「ひとりで考え続けるループ」から抜けることを目指すのがおすすめ。友人・知人に相談する場合は、2回までと決めておくとよさそうです。 特に対人関係でお悩みを抱えていない人は、日常の小さな約束を確実に果たすようにするといいでしょう。やると言ったことはやる、時間は必ず守る。「今度会おうね!」と言ったら、ちゃんとその時間を設ける。私たちはいつも用事でいっぱいで日々はとてもせわしないのですが、だからこそ小さな約束を守ることが、あなたとあなたの大事な人の絆を育んでくれます。
恋愛運
年間の運勢としては悩みを抱えやすい時期であることは事実ですが、それでも下半期は上半期ほどの不安定さがありません。そもそも私たちは、悩みゼロということなどほとんどありません。これはロシア語同時通訳者の故・米原万里さんのエッセイで読んだお話ですが、家柄も資産も何もかもが恵まれているようなご家庭のお嬢様でさえ「ダイヤモンドが誕生石でない」ことを不幸だと嘆くのが人間なわけです。愛を手に入れれば失うことを恐れ、ラッキーなことが起これば「次は不幸なことが起こる」と確信するのが人です。そんな感じで、「悩みはあって当然なのだ」という前提のもと、今できる分だけの幸せを求めていくことが、この下半期のベストプラクティスと言えるのではないでしょうか。明るい話題に恵まれやすいのが8月、2024年1月ですが、他もとてもいい時期です。その時期ならではの恵みはなんだろうと、多角的に物事を見ることも、幸福の数を増やすことにつながるかもしれません。そう、幸福は気づいてこそ価値があるもの。目の前にあっても、うつむいていて地面ばかり見ていては、気付くことも活かすこともできません。顔を上げて、胸をはって、この下半期を歩んでいきましょう。
金運
豪奢な方向に偏らず、安定して貯蓄ができる星回りです。年間の運勢としては欲は抑えたほうがよく、マネープランをじっくりと検討することに向いた時期なのですが、そうはいっても経済を回すことで巡り巡って自分の運が潤うことだってあります。生活に必要なもの、暮らしを豊かにするうるおい的なことは、どんどん取り入れてみるといいでしょう。ただし、お金を稼ぐことにおいて、無理をするのは金運の面からいって良くありません。健康運としてはあまり無理がきかない時期ですから、体をいたわる意識はしっかりと持っておくといいだろうと思います。健やかな体と精神あってこその金運、と思っていらしてください。
九紫火星の基本性格
まるで太陽のように情熱的で華やかなオーラを持つのが九紫火星の人。いつもアクティブに行動し、巧みなトーク力で周囲を惹きつけてやみません。エネルギーの塊のような人で、いいなと思うとまずはアクションを起こしてみるような行動力がありますが、若干「熱しやすく冷めやすい」傾向があるのも事実。昨日まで寝食を忘れるほど夢中になっていたことが、今日にはどうでもよくなって次のものに夢中……なんてことも少なくありません。テンションのアップダウンもちょっと激しめ。趣味など個人で楽しむものならいいのですが、仕事や恋愛では相手を振り回してしまうこともあるかもしれません。好奇心の幅の広さは素晴らしいことですが、落ち着いて考えたり人に相談したりといった行動も取り入れると、周囲との摩擦や緊張感も減らすことができるでしょう。プライドはかなり高め。それをお守りにして大胆な行動を取れるところもありますが、謙虚さを持てればそのプライドがカリスマ性に変わっていくはずです。
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