肩関節周囲炎

原因と特徴

肩関節周囲炎とは、肩関節が炎症を起こし、痛みや動きの制限が生じている状態です。50代前後に多くみられることから、別名「五十肩」とも呼ばれています。主に老化が炎症の原因とされ、発症してから2週間ほどは安静時や夜間でも肩に痛みや動きの制限がみられます。このとき、あまり動かさないようにすると、動く範囲が徐々に狭くなる原因になります。その後、次第に肩の痛みが軽減し、続いて関節の動きが軽快していきます。痛みや肩の動く範囲がほぼ元の状態に回復するには、通常1年前後かかるといわれていますが、治療内容によっては数年後に再発したり、反対側に同様の症状があらわれたりすることもあります。

治療

保存的療法と手術がありますが、多くのケースでは痛み止めなどの薬物療法、運動療法やリハビリテーションなどの保存的療法が行われます。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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