カンジダ性口内炎

カビの一種であるカンジダ菌によってできる口内炎です。カンジダ菌自体は体の中に生息する常在菌の一つであり、通常は健康に影響を及ぼすことはありませんが、加齢やステロイドの使用、化学療法中などによって、常在菌のバランスが乱れると、カンジダ菌が増殖して発症します。症状としては、舌にできる白いカビ、口の中が白い膜で覆われる、赤く腫れあがるのが特徴で、ヒリヒリ感や痛みを感じる方もいます。入れ歯や義歯が合わずに不衛生な状態が続くことで発症することもあります。

軽症の場合は、うがいをしたり口腔内を清潔に保ったりと比較的簡単なケアで改善します。重度の場合は、抗真菌薬による治療が必要です。