くも膜下出血

原因と特徴

くも膜下出血とは、脳の血管にできた瘤が破裂することによって、突然の激しい頭痛や意識障害が起こる病気です。その頭痛は「ハンマーやバットで殴られたような痛み」として表現されるほど強く、意識がもうろうとするなどの意識障害や嘔吐、めまいなどがあらわれます。他の脳卒中の病気と比べ、命の危険性が高いのですが、出血の度合いによって意識障害の重症度が異なり、出血が少量の場合、意識障害がなく頭痛だけがみられるケースもあります。その原因としては、高血圧や喫煙、大量の飲酒などが挙げられ、家族の中にくも膜下出血になった人がいる場合も、発症リスクが高くなると考えられています。

治療

くも膜下出血は極めて危険なので、集中治療と、破裂した動脈瘤をふさぎ、動脈瘤の再出血を防ぐための緊急手術(クリッピング法またはコイル法)が必要。至急、脳外科へ。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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