片頭痛
原因と特徴
片頭痛は脳の血管が急激に拡張することによって、頭が部分的に激しく痛む頭痛の病気です。頭の片側だけに痛みが出ることもあれば、両側や後頭部に出ることもあり、その多くはこめかみが脈打つように痛くなります。気圧の変化やストレス、寝不足、騒音、たばこや香水などのニオイ、空腹、女性の場合はホルモンの変動など、その原因はさまざまです。拍動するように脈に合わせてズキンズキンと生じる頭痛が特徴であり、片頭痛が起こっているときは普段よりも音や光、ニオイなどに敏感になることが多く、少しの刺激でも状況によっては吐き気などの症状をもよおすことがあります。片頭痛が始まる前には、視野が狭くなったり、目がチカチカしたりするなどの前触れ症状がみられます。
治療
休養や薬物療法で一時的に治まるケースが多いものの、毎日症状が起きて日常生活に支障をきたす場合は生活習慣の改善指導や投薬による治療が必要になるため、早めに内科を受診して対処方法を相談しましょう。