からだ

美しいものは、おいしい。見て食べて、きれいになるサラダ。

〈連載〉美しき人生のそばに(13)。見たことのない方法で、まったく新しいサラダを作る人、福田里香さん。今回は、野菜や果物を食べる意外な楽しみ方を教えてもらいました。
  • 撮影・青木和義 ヘア&メイク・レイナ 文・越川典子

マッシュルームは花びらのように薄く、ズッキーニはリボンを巻くように。

「マッシュルームはスライサーで花びらのように薄く仕上げるときれいです。切る、巻く、混ぜる……何でもします(笑)。なぜなら、その工夫で新しい味が生まれるからです」。

福田里香さん
ふくだ・りか
菓子研究家
武蔵野美術大学卒業。果物の新宿高野に就職後、独立。漫画の食をテーマにしたレシピや評論など独自の表現活動を続ける。近著は『民芸お菓子』。
https://www.instagram.com/riccafukuda/

キウイにカリフラワー、マスカットと梨、スイカとモッツァレラ……福田里香さんの著書『新しいサラダ』を読んで、サラダの概念が変わったという人は多い。

「私にとっては、野菜でケーキを作っている感覚。お菓子のつながりで果物があって、果物のつながりで野菜がある。境目がないんです。卸売市場ではスイカやイチゴって、野菜分類なんです」

え、知りませんでした! そういえば、今回のズッキーニのサラダはミルフィーユみたいだし、いちじくのサラダにのったマッシュルームは、クリームで作った花びらのようにも見える。

「見た目もきれいで、カラフルで。味の組み合わせ、色の組み合わせを考えて、こんなふうに食べたらおいしいのではないかと、いつも実験を重ねています」

漫画に描かれる「食」についての評論が有名な福田さんだが、サラダへのアプローチも極めて分析的なのである。

「野菜自体も新しいものが出てきてるし、大根ひとつとっても、赤や緑、オレンジ、外が緑で中が赤とか、多種多様。調理器具で切り方を変えれば、食感も味も変わってくる。それなら、ソースをさらっとさせようか、からまるようにしようかと、考えだすと止まらないんです」

ベジ・ファーストで、野菜から食べる人が増えた今、サラダはスターターの役目としてもっと重要になると福田さん。

「見て美しい、楽しい、驚きがあって、おいしくなければ。おいしいものは、きっと健康にも肌にもいいと信じています」

[いちじく&マッシュルームのレイヤーサラダ](4人分)

●いちじくのレイヤー
材料 いちじく3個、ワインビネガー大さじ1、オリーブ油大さじ2、自然塩ひとつまみ
作り方 (1)いちじくはナイフで、上から尻のほうにひっぱるように引き下げて皮をむく。内側のピンクの面が表になるように手でほぐして、1㎝大にちぎる。(2)ワインビネガーを全体にふって器に丸く盛りつけ、オリーブ油、塩をふる。

●マッシュルームのレイヤー
材料 マッシュルーム4個、黒こしょう適量
作り方 (1)マッシュルームは汚れをふきんで払う。スライサーで薄くスライスする。(2)盛りつけたいちじくのレイヤーの上に(1)をこんもりのせ、黒こしょうを挽きかける。

[プチトマト&ズッキーニのレイヤーサラダ](4人分)

●プチトマトのレイヤー
材料 プチトマト1½カップ、ドレッシング[甘酒(濃厚タイプ)大さじ2、オリーブ油大さじ2、自然塩ふたつまみ、レモン果汁小さじ2]
作り方 (1)プチトマトはへたを取り、縦に2等分、大粒なら4等分に切る(横に切ると種が出やすくなるので縦に切る)。(2)ドレッシングの材料を全部よく混ぜ、(1)と和える。

●ズッキーニのレイヤー
材料 ズッキーニ2本、ディルのディップ[マスカルポーネ50g、マヨネーズ20g、ディル15g(数枝分)、塩ひとつまみ、黒こしょう少々]
作り方 (1)ディルは指で長さ4㎝程度にちぎって枝から外す。ディップの材料をよく混ぜ合わせる。(2)ズッキーニは両端を落とし、ピーラーで縦に薄く長くそぐ。(3)ラップフィルムの上に、そいだ切れ端を丸くまとめて芯にし、きれいなリボン状のものをくるくる巻きつけ、直径12㎝程度の円形にする。(4)(3)をラップフィルムごと持ち上げて器にのせ、ラップを取り除く。上面に(1)を塗り、プチトマトのレイヤーをのせ、ディル(分量外)を飾る。ナイフで切り分けて食べる。

ズッキーニはピーラーでリボン状に。それを丸めてケーキの台のように。ディップがクリームがわり。断面を切って見せると歓声が上がる。
福田さんが愛してやまないいちじくは切り方で味も変わる。ここでは、皮をむいて手でほぐす。そうするとドレッシングがよくからむ。
毎日使う良質な調味料のように、日常のスキンケアこそよいものを。左から、デルメッド プレミアム ローション、エッセンス、UVベイス。

だから、そばにデルメッド。

「かさつき、たるみ、シワ、シミ……年々出てくる悩みは、できれば一気に解決したい」と話す福田さん。「手早く、かつ優れた効果」のスキンケアを求め、おめがねにかなったのが、デルメッド プレミアム クリーム No.1。「しっとり感が出てきて、メイクのノリがよくなりました」

デルメッドのWEBマガジン「デルメッド・スタイル」では美容やレシピなどの情報をお届けしています。福田里香さんの特集も公開中! 是非ご覧ください。https://www.dermed-style.jp

問合せ先・デルメッド 〈フリーダイヤル〉0120-847-447 www.dermed.jp

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