美しいものは、おいしい。見て食べて、きれいになるサラダ。
撮影・青木和義 ヘア&メイク・レイナ 文・越川典子
マッシュルームは花びらのように薄く、ズッキーニはリボンを巻くように。
福田里香さん
ふくだ・りか
菓子研究家
武蔵野美術大学卒業。果物の新宿高野に就職後、独立。漫画の食をテーマにしたレシピや評論など独自の表現活動を続ける。近著は『民芸お菓子』。
https://www.instagram.com/riccafukuda/
キウイにカリフラワー、マスカットと梨、スイカとモッツァレラ……福田里香さんの著書『新しいサラダ』を読んで、サラダの概念が変わったという人は多い。
「私にとっては、野菜でケーキを作っている感覚。お菓子のつながりで果物があって、果物のつながりで野菜がある。境目がないんです。卸売市場ではスイカやイチゴって、野菜分類なんです」
え、知りませんでした! そういえば、今回のズッキーニのサラダはミルフィーユみたいだし、いちじくのサラダにのったマッシュルームは、クリームで作った花びらのようにも見える。
「見た目もきれいで、カラフルで。味の組み合わせ、色の組み合わせを考えて、こんなふうに食べたらおいしいのではないかと、いつも実験を重ねています」
漫画に描かれる「食」についての評論が有名な福田さんだが、サラダへのアプローチも極めて分析的なのである。
「野菜自体も新しいものが出てきてるし、大根ひとつとっても、赤や緑、オレンジ、外が緑で中が赤とか、多種多様。調理器具で切り方を変えれば、食感も味も変わってくる。それなら、ソースをさらっとさせようか、からまるようにしようかと、考えだすと止まらないんです」
ベジ・ファーストで、野菜から食べる人が増えた今、サラダはスターターの役目としてもっと重要になると福田さん。
「見て美しい、楽しい、驚きがあって、おいしくなければ。おいしいものは、きっと健康にも肌にもいいと信じています」
[いちじく&マッシュルームのレイヤーサラダ](4人分)
●いちじくのレイヤー
材料 いちじく3個、ワインビネガー大さじ1、オリーブ油大さじ2、自然塩ひとつまみ
作り方 (1)いちじくはナイフで、上から尻のほうにひっぱるように引き下げて皮をむく。内側のピンクの面が表になるように手でほぐして、1㎝大にちぎる。(2)ワインビネガーを全体にふって器に丸く盛りつけ、オリーブ油、塩をふる。
●マッシュルームのレイヤー
材料 マッシュルーム4個、黒こしょう適量
作り方 (1)マッシュルームは汚れをふきんで払う。スライサーで薄くスライスする。(2)盛りつけたいちじくのレイヤーの上に(1)をこんもりのせ、黒こしょうを挽きかける。
[プチトマト&ズッキーニのレイヤーサラダ](4人分)
●プチトマトのレイヤー
材料 プチトマト1½カップ、ドレッシング[甘酒(濃厚タイプ)大さじ2、オリーブ油大さじ2、自然塩ふたつまみ、レモン果汁小さじ2]
作り方 (1)プチトマトはへたを取り、縦に2等分、大粒なら4等分に切る(横に切ると種が出やすくなるので縦に切る)。(2)ドレッシングの材料を全部よく混ぜ、(1)と和える。
●ズッキーニのレイヤー
材料 ズッキーニ2本、ディルのディップ[マスカルポーネ50g、マヨネーズ20g、ディル15g(数枝分)、塩ひとつまみ、黒こしょう少々]
作り方 (1)ディルは指で長さ4㎝程度にちぎって枝から外す。ディップの材料をよく混ぜ合わせる。(2)ズッキーニは両端を落とし、ピーラーで縦に薄く長くそぐ。(3)ラップフィルムの上に、そいだ切れ端を丸くまとめて芯にし、きれいなリボン状のものをくるくる巻きつけ、直径12㎝程度の円形にする。(4)(3)をラップフィルムごと持ち上げて器にのせ、ラップを取り除く。上面に(1)を塗り、プチトマトのレイヤーをのせ、ディル(分量外)を飾る。ナイフで切り分けて食べる。
だから、そばにデルメッド。
「かさつき、たるみ、シワ、シミ……年々出てくる悩みは、できれば一気に解決したい」と話す福田さん。「手早く、かつ優れた効果」のスキンケアを求め、おめがねにかなったのが、デルメッド プレミアム クリーム No.1。「しっとり感が出てきて、メイクのノリがよくなりました」
デルメッドのWEBマガジン「デルメッド・スタイル」では美容やレシピなどの情報をお届けしています。福田里香さんの特集も公開中! 是非ご覧ください。https://www.dermed-style.jp
問合せ先・デルメッド 〈フリーダイヤル〉0120-847-447 www.dermed.jp