からだ

【前編】むくみも顔色改善も。首と肩をほぐす、肩甲骨体操。

  • 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・村田真弓 モデル・森田麻恵 文・石飛カノ

肩甲骨体操に取りかかる前に、下半身をほぐす準備運動を。

むくみ改善のための肩甲骨体操を行う前に、まずは準備運動。

「いきなり肩甲骨だけを動かそうとしても、充分にほぐすことはなかなか難しいもの。というのも、全身の筋肉は繋がっているからです。まずは準備運動として下半身をほぐします。ひざ裏やそけい部を伸ばして滞った血液やリンパの流れを促し、肩甲骨を背中から浮かせやすい状態にもっていきます」

おすすめのタイミングは顔にむくみが生じやすい朝。むくみ改善と同時に血行も良くなり、顔色が明るくなる。

準備体操1 ひざ裏伸ばし揺らし【1セット×5回】

ひざ裏の固まった筋肉を伸ばす。
ひざ裏がきちんと伸びないと、肩甲骨は背中に張りついたまま浮いてこない。日常生活で伸ばしにくいひざ裏をしっかりほぐして、肩甲骨を緩める準備を。

1.床に座り、両脚を揃えて伸ばす。上体をやや前に倒して両手の指で足のつま先を掴む。ひざはできるだけ伸ばしたままで。
2.1の姿勢を保ったまま、つま先を前に倒して起こすことで脚全体を揺らす(1セット)。ひざ裏、もも裏、アキレス腱をしっかり伸ばす。
3.ひざが伸びない人は、無理に伸ばさず曲げたままでもOK。少しずつひざ裏を床に近づける意識で行うと自然に伸びてくる。

準備体操2 イヤイヤコブラ【1セット×5回】

脚の付け根のそけい部を伸ばす。
ひざ裏が硬い人はそけい部も硬いことがほとんど。この部分をほぐすと腰まわり全体の筋肉が緩むので、猫背や巻き肩の改善にも繋がる。血液やリンパの流れもスムーズに。

1.床にうつ伏せになり、左右の手のひらを胸の横で床につける。わきをしっかり締めて指先は前に向ける。視線は斜め前方に。
2.手の位置はそのまま、ひじを伸ばして上半身を床から引き上げる。脚以外の力を抜いて骨盤を下げることがポイント。
3.イヤイヤをするように肩を大きく左右に振る(1セット)。肩を右に振ったときは左のそけい部、左に振ったときは右のそけい部が伸びる。
4.ひじを伸ばしたとき、腰が痛くて反らせないという人は、頭を下げ視線を下に向けた姿勢で行うと、腰への負担が軽くなる。

タンクトップ9,000円、レギンス1万1000円(共にダンスキン/ゴールドウイン TEL.0120-307-560)

『クロワッサン』996号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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