自然な若見えの鍵を握る、大人のツヤ髪のつくり方。
撮影・内田紘倫 スタイリング・佐野友美 文・嶌 陽子 モデル・輝美
2.当てるだけでツヤ髪に。 高機能ドライヤーを賢く活用。
ドライヤーを使うことは、単に濡れた髪を乾かすだけではなく、ツヤ髪をつくるための大切なプロセスのひとつ。熱風を長時間当てて髪を傷めないために、パワフルな風でなるべく一気に乾かしたい。
「できれば1000W以上のものにすると、髪への負担も減り、効率よく乾かせると思います」
さらに、温度調節機能があるかどうかもチェックしよう。また最近では、風を当てること自体でヘアケア効果が上がるとうたっている高機能ドライヤーも登場している。多少値は張るものの、ツヤ髪をつくるヘアケアアイテムのひとつとして捉え、積極的に取り入れてみるのも手かもしれない。
3.乾いたと思ったら、あとプラス1分。 これが、するんとなめらかな髪をつくる秘訣。
ドライヤー使いのポイントは、髪の根元に風を当てることだ。
「一番乾きづらい髪の根元に温風を当てれば、毛先にも間接的に熱が伝わり自然に乾きます。髪をかき分けながら根元をしっかり乾かせば、8割方乾かせたも同然。あとは根元から毛先へ、毛流れに沿って風を当て、整えていけば大丈夫です。最後の仕上げは冷風でキューティクルを引き締めてください」
もうひとつのポイントが、もう乾いたなと思ったあたりから、あと1分、余分に温風を当てること。
「髪が完全に乾くと、内部のたんぱく質がしっかり結合している状態になり、外的刺激に強く、しなやかな状態になります。でも、完全に乾かしきれていない人は案外多いのです。そのまま寝てしまうとキューティクルが開いたままの状態で摩擦などが起きてしまい、ツヤも続かないし、寝グセもついてしまいます。あと1分、意識して長めに風を当てると、ぐっとツヤが出る。ハリとコシも出るので、まとまりもよくなりますよ」
根元から乾かす、ドライヤーの基本の当て方。
ブラウス2万1000円(ヨーロピアン カルチャー/ストックマン TEL.03-3796-6851) ワンピース2万7000円(シッタムール/ストックマン)
『クロワッサン』992号より
広告