1.高い眉山は、“老け”の元。ストレートを意識すべし。
「年をとると、眉山の位置は自然に高くなります。それは、筋肉の衰えでまぶたがどんどん垂れてくるのに逆らおうと、目を見開く時に眉毛までぐいっと上げるから。そんなクセがつくと、目と眉毛の間はどんどん広がって、老け顔の原因に。だから、大人眉は〝ストレート〟を意識すること。ただでさえつり上がった眉山をこれ以上強調する必要はありません。なだらかな眉のほうが、表情もやわらかい印象になり、さらにはたるんだ顔の輪郭も引き締めて見せることができますよ」
1.高い眉山は、“老け”の元。ストレートを意識すべし。
「年をとると、眉山の位置は自然に高くなります。それは、筋肉の衰えでまぶたがどんどん垂れてくるのに逆らおうと、目を見開く時に眉毛までぐいっと上げるから。そんなクセがつくと、目と眉毛の間はどんどん広がって、老け顔の原因に。だから、大人眉は〝ストレート〟を意識すること。ただでさえつり上がった眉山をこれ以上強調する必要はありません。なだらかな眉のほうが、表情もやわらかい印象になり、さらにはたるんだ顔の輪郭も引き締めて見せることができますよ」
2.一本の“線”ではなく、何本もの“毛”を描き足す。
「一筆書きをしたように、一本の細い線になっている眉毛を見かけることがありますが、一気に老け込んだ印象を与えてしまうNG例です。まずは、理想の眉の形に足りない部分を、ペンシルで描く。この時、毛が生えている方向に沿うようにしましょう。そして、描いたら描きっぱなしにせず、仕上げにパウダーで“ぼかす”ことが大切です。このひと手間で、自然な立体感が生まれるんです。眉メイクは、いくつかのアイテムを組み合わせて使うことでより美しく仕上がります」
3.眉頭は“一番最後”に描いてやわらかい印象に仕上げる。
「眉毛は描く順番が重要です。ポイントは、眉頭を一番最後に描くこと。描き始めはどうしても力が入りやすく、色も濃くなるので、毛が少ない眉頭を避けて描き始めてください。まっすぐ描くことを意識して、ペンシルで(1)眉の下側、(2)眉頭を避けて眉尻の終わりまで、次にパウダーで(3)頭から全体にかけて、という順番です。毛の流れに沿って描くと、立体感が出るので、眉頭は下から上にブラシを動かすことを意識してください。眉頭のパウダーは軽くまぶす程度で構いません」
山本浩未(やまもと・ひろみ)●ヘア&メイクアップアーティスト。「今すぐ実践できるメイクテクニック」が好評。著書に『山本浩未のスチームON顔』『おとなメイクは白・黒・赤だけでいい』など。
『クロワッサン』992号より
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