ダイエットを加速させる、正しいスクワットをマスター。

これまで『クロワッサン』誌上で数々のダイエットに挑戦してきた作家の山口恵以子さん。現在も食事での工夫は継続中、ぽっこりお腹に別れを告げるべく奮闘しています。ゴールを目指し個人的に筋トレをスタートしてすでに4カ月目。今後、本格的な脂肪燃焼が期待できる大事な節目に坂詰さんの指導を仰ぎます。

坂詰さん（以下、坂詰）　筋トレはトレーナーの指導を受けているんですか？

山口さん（以下、山口）　はい、自己流でやってケガをすると嫌なので。週に3回パーソナルで、1回は自主トレで。

坂詰　週4回ですか!?　それはすごい。

山口　スクワットは22.5㎏のバーベルをしょって15回×3セット行っています。体脂肪率が4%落ちてちょっと締まってきた感じです。今は土台を作ってレールを敷いて電車が開通したところ。これからスピードアップして脂肪が落ちていくんじゃないかと。

坂詰　あまり僕が教えることはなさそうです（笑）。

山口　いえ、正しくスクワットできているかどうか見ていただかなくちゃ！

坂詰　そうですね。正しい姿勢でないと効果は半減しますから。

坂詰　（山口さんのスクワットをチェックして）左のつま先が開くクセがありますね。

山口　左が弱いって言われます。バーベルを持ち上げるときも左にカラダが回旋してしまって。

坂詰　左足より右足に体重がかかっているので、カラダが左側に回旋してしまうんです。多くの女性は長年同じ手でバッグを持ったり、同じ脚の組み方を続けることで姿勢や動きにクセが生じます。屈んだ姿勢からスタートするスクワットでクセを矯正していきましょう。

山口　こうですか？

坂詰　右のつま先はすごくいいです。左のつま先がちょっと外向きで膝も開いているので、まっすぐにして親指側に体重をかけ、膝を締めましょう。

山口　目線はどうしたらいいですか？

坂詰　屈んだときは斜め下、立ち上がったときは少し斜め上です。立ち上がるときは肩を落とし、背筋を使って胸郭を引き上げましょう。

山口　姿勢がよくなった気がします。

坂詰　回旋が消えています！　左右の足に均一に体重がかかって、肩の高さも左右同じになっています。これでバーベルを担ぐとより効果的ですよ。

山口　カラダのクセって厄介。でも一回一回トレーニングで修正していくことが大事なんですね。

坂詰　そのとおりです！