【しらすピザトースト】病気予防に、アンチエイジングに。松見早枝子さんの魚菜レシピ。
撮影・黒澤義教 文・今井 恵
【干物】添加物や塩分少なめの干物を選び、冷蔵庫に常備したい。
「干物は価格も手頃だし、賞味期限も長く、冷凍保存も可能。買い物ができなかった!という日に備え、常備しておきたいものです。しらす干しは子どもも食べやすく、カルシウムが摂れます」
干物は作る過程で砂糖や塩を使っていることも知っておきたい。
「なるべく添加物が少なく、塩分もあまり強くない天日干しのものを選びましょう。塩分や糖分を摂りすぎると、血管が硬くなるので、老化を加速させる心配があります。むしろ塩気が足りないぐらいで充分。食べる時に味の薄さを感じたら、日本人の体に不足しがちなオイル(オメガ3系のものなど)を加えてみて」
手軽な干物でも可能な魚菜生活。これなら誰もがトライできそう。
[しらすピザトースト]食欲のない朝にも。しらすでカルシウムも補給。
「しらすは熱湯にくぐらせ、臭みと塩分を落とすのがコツ」。カルシウムが摂れるので、食べ盛りの子どものおやつ代わりにも。冷凍で常備しておくといろいろな料理にすぐ使える。
【材料(2人分)】
食パン(6枚切り)2枚、しらす干し50g、A[にんにく(すりおろし)1かけ、オリーブオイル大さじ2、しょうゆ小さじ1]、パルミジャーノ(または粉チーズ)10g、青じそ5枚
【作り方】
1. しらす干しは熱湯にさっとくぐらせてざるに上げ、水気をよく切る。Aは混ぜ合わせておく。
2. 食パンにのしらす干しを半量ずつのせてAを回しかけ、パルミジャーノを削ってかける。よく温めたオーブントースターで5分ほど焼いて細切りにした青じそをのせる。
松見早枝子(まつみ・さえこ)●料理研究家、美と健康をテーマにビューティレシピストとして活躍。しばらく休講していた自身の料理教室「Tronc(トロン)」を12月から再開予定。
『クロワッサン』984号より
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