【動画付き】手軽にできるのがうれしい、声の老化を防ぐエクサイズ。
最近、声が細くなったり、低音になったりしていませんか? 豊かな声を維持するコツや、すぐにできるエクササイズを紹介します。
撮影・岩本慶三 スタイリング・春原久子(モデル) ヘア&メイク・木下庸子(プラントオパール/佐藤さん、モデル) モデル・竹中友紀子 文・嶌 陽子
ガムくちゃくちゃ
顔のさまざまな筋肉をほぐし、口の動きを滑らかにするエクササイズ。「ガムを行儀悪く噛むイメージです。顔中でガムを噛んでいるつもりで、唇、あご、口の中、舌、頬などをくちゃくちゃにゆがめましょう」。巻き舌をしたりして、舌をよく動かすことも大事。「朝起きた時、今日は口の動きが悪いと思ったら、ぜひ行ってみてください。唾液の分泌にも効果があります」
六甲冷や(ヒャ〜)おろしの声出し
山の頂上から、海面まで声が下りていくようなイメージで、たっぷりと声を出す。背筋を伸ばして床に座り、片方の手を頭の上に上げる。めいっぱい高い「ヒャー!」という声を、頭頂部に思いきり当てるようなイメージで出す。勢いのある声のまま、放物線を描くようにゆっくり声のトーンを下げていく。それに合わせ、手もゆっくりと下ろしていく。低くなってきたら地声をしっかり出す。ボリュームを落とさず、声を前に押し出すように。うなり声のような、低い声まで下げたら終了。「最初はなかなか声が出ないかもしれませんが、続けているうちに少しずつ息も長くなり、声も響かせられるように。声域が広がりますよ」
佐藤慶子(さとう・けいこ)●独自の「声力」メソッドをもとに各地で指導。著書に『しあわせを呼ぶ声の魔法』(ヤマハミュージックメディア)。http://www.e-mucul.com
『クロワッサン』978号より
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