【ブラッシングの基本と歯ブラシ編】不調を呼ぶ口中老化を防ぐには、正しい歯みがき習慣が基本です。
口中から健康になるうえで欠かせないのが歯みがき。ブラッシングの基本や回数やタイミング、おすすめのデンタルグッズなどを紹介。
撮影・中島慶子 イラストレーション・安ケ平正哉 文・一澤ひらり
[歯ブラシ]隅々まで細かく、やさしくみがけるものが理想的。
種類が多過ぎて悩む歯ブラシの選び方。ポイントを西原さんに聞いた。
「毛の材質は細菌が繁殖しにくく適度な強度があるポリエステルかナイロン製を。3列を目安に、植毛の密なほうがいいですね」
毛の硬さは歯周病の人なら「やわらかめ」、問題がなければ「ふつう」を選ぶ。「かため」は避けたほうが無難だ。
「ヘッドは小回りが利いて奥歯にも届く小さめがおすすめです。持ち手はストレートなタイプのほうが、鉛筆持ちには適しています」
電動歯ブラシとではどっちがいい?
「私は手みがきと電動歯ブラシの一種の音波ブラシを併用しています。音波ブラシはプラーク除去に効果的なんです。時間をかけた手みがきで隅々まで細かくブラッシングできるならば、あとは歯間ケアをすれば大丈夫です」
歯ブラシ
歯みがき粉
電動歯ブラシ
西原郁子(にしはら・いくこ)●歯科医師。都内の有名歯科医院に勤務。現在まで虫歯ゼロの美しい歯をキープ中。著書に『歯医者に行きたくない人のための 自分でできるデンタルケア』(アスコム)。
『クロワッサン』978号より
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