眠るときにTシャツやスウェットなどのままでも、ラクだし問題なく思えるが、質のいい眠りを求めるのなら、パジャマを着たほうがいい。着替えることで気持ちもすんなりと眠りのモードに移行できるはず。ワコールとオムロンの調査からも、寝つきやすさ、熟睡度が上がることがわかる(下グラフ参照)。では、どんなパジャマを選ぶといいのか、ワコールの広報・白鳥貴子さんに聞いた。
「まずは、寝ているときに身体を動かしやすいこと。締め付けず、ほどよいゆとりがあるものがいいですね。ただし、大きすぎるのは、寝返りのときに生地を巻き込んでしまうので、おすすめできません」
心地いい肌ざわりもリラックス効果から入眠しやすさにつながる。同時に、寝ている間にかく汗をよく吸い、蒸れを抑えつつ、寒い、暑い、じめじめといった日本の四季に対応した素材で、不快感がないことも大切。
「寝室の温度や湿度の環境は、今や人それぞれ。エアコンをつけてきちんと布団をかけたいのか、送風だけでタオルケットなのか。素材も、袖の長さや形も、自分の環境をもとに心地よいと感じるものを選ぶことです」