大人の肌にはチークが必要──レイナの「大人の簡単・きれい・メイク術」
メイクアップアーティスト・レイナさんが教えてくれる、大人のメイク術。今回は「チーク」について。
撮影・嶌原佑矢 文・レイナ スタイリング・程野祐子 モデル・松田珠希
顔の面積の中で一番広い範囲を占めるのが、頬。ここに色がないだけで、想像以上に顔は大きく平らに見えてしまうのをご存知ですか? チークは血色を司る、大人に欠かせないアイテム。年齢を重ねると、どうしても顔色はわるくなりがち。昔はチークなしでよかった方も、今の自分には必要だと考えてみてください。そして色選びも重要。今回はまるで熟した柿のようなブラウンがかったオレンジをチョイス。一見むずかしそうな色ですが、つけてみると意外や意外、日本人の肌に自然に溶け込んで、イキイキと新鮮な表情に仕上がります。
頬だけでなく、輪郭、額、まぶた、さらには鼻柱の中央にもほんのりブラシでのせれば、少し上気したように顔全体の血色がアップして見えてきます。どうしてもチークだけが浮いて見えてしまうという方も、この入れ方をするだけで、嘘のように上手くいくから不思議! さらにリップも同系色を選べば、より洗練された印象に。最後に、肌の質感も血色を自然に整えてくれるフェイスパウダーでふんわりフォギーに仕立てると、秋の装いにぴったりの仕上がりになりますよ。きっと新しいお洋服で、大切な人とどこか特別な場所に出掛けたくなるはず。
使ったのはこれ
顔全体に血色をちりばめて
Aを頬に広めに入れたら、ブラシに残った色を顔の輪郭、額、まぶた、顎、鼻柱の中央にも入れ、テカリやすいところにBを軽く纏って。
『クロワッサン』1152号より
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