「マグネシウム不足」を補う機能性入浴剤、エプソムソルト──倉田真由美の「キレイを育む私的名品」
美容ジャーナリスト・倉田真由美さんが教えてくれる、キレイを育む私的名品。今回は、江戸時代から続く塩づくりのノウハウを伝承し、「赤穂の天塩」を製造している会社がつくった100%国産のエプソムソルト。
撮影・市原慶子 スタイリング・野崎未菜美
気持ちいい、という理由で入浴剤を選ぶのもいいけれど、そこに機能が備わっていたらもっといい。今、世界的に注目されているエプソムソルトは、そんな機能性入浴剤の代表。“ソルト”という呼称だけど、その正体は硫酸マグネシウムであり、私たち現代人に不足しているミネラルの一種。15〜16世紀、イングランドのエプソムで産出された硫酸マグネシウムの白い結晶が、塩のように見えたことからそう呼ばれるようになったという。
この「AMAMI エプソムソルト」は、江戸時代から続く塩づくりのノウハウを伝承し、「赤穂の天塩」を製造している会社がつくった100%国産のエプソムソルト。食用の塩や豆腐づくりに使うニガリなど、ミネラル製品のエキスパートがつくった高純度・高品質のもの。赤ちゃんや肌が弱い人も安心して使え、浴槽や風呂釜を傷める心配もない。一度使った人の多くがリピーターになってしまうのは、マグネシウムが肌表面のタンパク質と結合して薄い膜をつくって熱の放出を防ぎ、体内のバランスを整えるから。合わせて使いたいのが同じエプソムソルトを使った「AMAMI ミネラルボディスクラブ」。浸透圧の作用によって不要な皮脂や老廃物を浮かせて取り除くため、肌に負担をかけないやさしさだ。
高温多湿の不快さや室内外の寒暖差によって自律神経が乱れ、だるさや疲れ、肌の不調を感じやすい季節こそ効果的な“マグネシウムのバスタイム”。色や香りに頼らない機能性入浴剤の真価を肌や体調で感じられる。
今月の名品
左・ぬるめのお湯に入れ、20分程度浸かると体が芯から温まり、肌がなめらかに。AMAMI エプソムソルト 800g 1,000円、右・高知県室戸市の海洋深海水塩を使用。結晶が小さく、クリームのように柔らかい質感。泡立ててボディソープとしても使える。ミネラルボディスクラブ 360g 3,980円(アコール TEL:0120-32-6032)
『クロワッサン』1143号より
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