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股関節をいたわる日常の姿勢、具体例でお伝えします

いつもの姿勢の悪いクセが、股関節の不調を引き起こす原因に。股関節を痛める姿勢とやさしい姿勢を改めて確認してみましょう。

イラストレーション・ながしまひろみ 構成&文・長谷川未緒

料理をするとき

NG!腰から背中が丸まり、膝がつっぱっている。
NG!腰から背中が丸まり、膝がつっぱっている。

調理中はつい猫背になりがちだが、この状態は腰に負担がかかり、股関節も固まりがちになる。

OK!背中を丸めずに、股関節から上半身を倒す。
OK!背中を丸めずに、股関節から上半身を倒す。

背筋を伸ばしたまま、足の付け根からまっすぐ前へ。膝をゆるめ、足も肩幅に開くと、負担が少ない。

雑巾掛けをするとき

NG!膝を床につかずに、背中を丸めて拭く。
NG!膝を床につかずに、背中を丸めて拭く。

体を丸めてちょこちょこと移動しながら拭く姿勢は、腰、股関節、膝へ大きな負担がかかる。

OK!両膝をついた姿勢で、力まずに拭く。

股関節をいたわる日常の姿勢、具体例でお伝えします

膝をつくことで背中がまっすぐ、肩関節も股関節も無理のない位置で曲がり、体への負担が少ない。

洗濯物を干すとき

NG!腰をかがめて、低い位置から洗濯物を取る。
NG!腰をかがめて、低い位置から洗濯物を取る。

洗濯かごを床に置くと、腰をかがめる動作をくり返すことになり、腰や股関節への負荷が大きい。

OK!洗濯かごの高さを調整し、腰をかがめずに取る。
OK!洗濯かごの高さを調整し、腰をかがめずに取る。

洗濯かごは椅子や台に乗せて、かがまずに洗濯物を取れるようにすると、体への負荷が少なくて済む。

物を持ち上げるとき

NG!腰を落としていても、上体が猫背になっている。
NG!腰を落としていても、上体が猫背になっている。

背中が丸まっているとお腹に力が入らず、重い物を持ち上げにくいうえ、重さに負けてケガの原因に。

OK!背筋を伸ばしたまま膝と股関節を曲げる。
OK!背筋を伸ばしたまま膝と股関節を曲げる。

姿勢を正して腰を落とすと、お腹に力が入り持ち上げやすい。痛みがある人は片膝を床につくといい。

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