股関節をいたわる日常の姿勢、具体例でお伝えします
いつもの姿勢の悪いクセが、股関節の不調を引き起こす原因に。股関節を痛める姿勢とやさしい姿勢を改めて確認してみましょう。
イラストレーション・ながしまひろみ 構成&文・長谷川未緒
料理をするとき
調理中はつい猫背になりがちだが、この状態は腰に負担がかかり、股関節も固まりがちになる。
背筋を伸ばしたまま、足の付け根からまっすぐ前へ。膝をゆるめ、足も肩幅に開くと、負担が少ない。
雑巾掛けをするとき
体を丸めてちょこちょこと移動しながら拭く姿勢は、腰、股関節、膝へ大きな負担がかかる。
OK!両膝をついた姿勢で、力まずに拭く。
膝をつくことで背中がまっすぐ、肩関節も股関節も無理のない位置で曲がり、体への負担が少ない。
洗濯物を干すとき
洗濯かごを床に置くと、腰をかがめる動作をくり返すことになり、腰や股関節への負荷が大きい。
洗濯かごは椅子や台に乗せて、かがまずに洗濯物を取れるようにすると、体への負荷が少なくて済む。
物を持ち上げるとき
背中が丸まっているとお腹に力が入らず、重い物を持ち上げにくいうえ、重さに負けてケガの原因に。
姿勢を正して腰を落とすと、お腹に力が入り持ち上げやすい。痛みがある人は片膝を床につくといい。
02 / 04
広告