AGEを抑え、肌と髪の輝きを高める料理「白菜と鮭のごま豆乳鍋」
撮影・澤木央子 スタイリング・本郷由紀子 イラストレーション・STOMACHACHE. 構成&文・singt
AGEを抑え、肌と髪の輝きを高める料理
体のコゲ「AGE(終末糖化産物)」とは?
酸化と並び、老化を促進する原因として注目されている「糖化」。体内で余分な糖がたんぱく質や脂肪と結合、変性する現象のことを言う。糖化によって生じる老化物質を「AGE(終末糖化産物)」と呼び、加齢に伴って体内で蓄積され、増えると全身の老化が進む。特に肌や髪は目に見える影響を受け、年齢よりも老けた印象に。
「AGE(エージーイー)の蓄積により、老廃物が皮膚に沈着するとシミやくすみができ、肌のハリが失われ、シワやたるみの原因に。また、肌細胞の保水力が低下して乾燥します。血行不良も生じて新陳代謝が正常に行われず、髪が抜けやすくなることも。糖化の影響を受けた髪はもろくなります」と管理栄養士の関口絢子さん。
「AGE蓄積の経路には2通りあり、一つは体内で生成されるもの。糖質のとりすぎで血糖値が上昇し、AGEが多く生成されます。もう一つは、食事から。食べ物そのものにもAGEが含まれているのです」
白菜と鮭のごま豆乳鍋のレシピ
材料(2人分)
白菜 1/8株
しめじ 1/2パック(50g)
甘塩鮭 2切れ
生姜 1かけ
ごま油 大さじ1
A[水 1カップ、みそ 大さじ1と1/2~2、和風だしの素(顆粒)大さじ1/2]
B[豆乳 100ml、白すりごま 大さじ4]
作り方
1. 白菜は葉を食べやすい大きさに切り、芯は縦に5cm長さの細切りにする。鮭は腹骨を除き一口大に切る。
2. 鍋に生姜をおろし入れてごま油を加え、中火で炒める。香りが立ったらAと白菜の芯、葉の順に入れ、しめじ、鮭を順に広げのせる。ふたをして、鮭の色が変わるまで5分ほど煮る。仕上げにBを加えてさっと混ぜ、ひと煮立ちさせる。
『クロワッサン』1133号より
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