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暑熱順化トレーニングで夏バテ知らず、イラストレーター・マルサイさんの夏支度。

夏の楽しみに向けて、今のうちにしておくことは意外と多いもの。
季節を感じながら趣味や仕事をするマルサイさんの夏の準備とは?

撮影・小川朋央、徳永 彩(KiKi inc./上杉さん) 文・黒澤 彩

“暑さに体を慣らしておけば 夏ランを思い切り楽しめます。”

 ランニングの本番は夏!   暑さに負けず走れる体を。|マルサイさん(イラストレーター)
 ランニングの本番は夏!   暑さに負けず走れる体を。|マルサイさん(イラストレーター)

「間違いなく、夏こそが私のランニングのベストシーズンです」

暑熱順化トレーニングで夏バテ知らず、イラストレーター・マルサイさんの夏支度。

こう断言するのは、イラストレーターで3児の母でもあるマルサイさん。

子どもたちが夏休みに入れば、早朝に走りに行くことができる。自宅から公園まで片道5㎞ほどのコースの景色も楽しみつつ、目的地の公園で休憩したり軽くストレッチをして、来た道をまた走って帰ると、夫と子どもたちはまだすやすや眠っている。ランニングは爽快な自分ひとりの時間だ。

夏は、走る前から動くと疲れてしまうので準備運動も軽めに。
夏は、走る前から動くと疲れてしまうので準備運動も軽めに。

走るフォームも美しいマルサイさんだが、実は始めたのは40歳を過ぎてから。コロナで外出が減ったときの習慣が、今も続いている。

まだ気温がそれほど高くない時季はストレッチのほか、やや負荷のかかるトレーニングをすることもある。
まだ気温がそれほど高くない時季はストレッチのほか、やや負荷のかかるトレーニングをすることもある。

「それまで運動習慣がなくても、40代でも、走ることをこんなに楽しめるんだと自信がつきました。ただ、梅雨明けくらいに湿度と気温にやられて具合が悪くなってしまったことがあって、夏に向けた体の準備が必要だと痛感したんです」

夏はラン時の持ち物が増える。水、塩分補給のタブレット、汗拭きシート、濡らして使う手ぬぐい、冷感アームカバーとTシャツ。
夏はラン時の持ち物が増える。水、塩分補給のタブレット、汗拭きシート、濡らして使う手ぬぐい、冷感アームカバーとTシャツ。

以来、5月ごろから取り組むようになったのが暑熱順化トレーニング。具体的には、ぬるめのお風呂に長く浸かったり、エアコンをつけずにストレッチをしたりして、日々しっかりと汗をかく。これを取り入れてからは猛暑の夏にも軽快に走れるようになり、運動不足の夫にも勧めたところ、夏バテ知らずに。とにかく、本格的に暑くなる前に取り組み始めるのがポイント。

キャップとサングラスは4月ごろから必須。「goodr」のサングラスは、フレームやレンズの色を日によって使い分けている。
キャップとサングラスは4月ごろから必須。「goodr」のサングラスは、フレームやレンズの色を日によって使い分けている。

「私も最近は月に数回くらいしか走っていませんし、暑熱順化トレーニングも決して完ぺきではないと思います。でも、やるとやらないとでは夏の体調がまったく違いますよ」

体を冷やすトマトやきゅうりなどを意識して食べるようにしている。
体を冷やすトマトやきゅうりなどを意識して食べるようにしている。

「夏が好き」と言える体づくりを始めるなら、今!

  • マルサイ

    マルサイ さん

    イラストレーター

    家計や子育てをテーマにしたエッセイ漫画が共感を集める。著書に『40代からの心と体を整えるゆるランニング! もちろんやせます』などがある。

『クロワッサン』1118号より

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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