からだ

おしゃれ上手な岡本敬子さんのシニヨンスタイルの作り方。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・長谷川未緒

岡本敬子さんのシニヨンスタイル

服飾ディレクターの岡本敬子さんは、若い頃は様々な髪型をしたが、今は30年近く、シニヨンスタイルだ。

「小柄なので頭を小さくまとめたほうが全体のバランスが取りやすいんです。シンプルな服にもアバンギャルドな服にも合わせやすいですし」

大人の髪はパサついていると年齢を感じさせるため、しっかり保湿をしてツヤを出すようにしている。

「早くシルバーヘアになりたいんですよ。これからもシニヨンスタイルを続けて、変化する様子を定点観測的におもしろがっていきたいです」

愛用のヘアゴムは「ファミリーマート」で購入。〈ラビタ〉のヘアオイル(左)で髪にツヤを出し、〈モイ〉のバーム(右)で後れ毛をしっかりまとめあげる。ヘアオイルは数種類の中から、その日の気分に合わせて香りで選ぶことが多い。

基本のシニヨン

髪にツヤを足して、タイトなまとめ髪に。

くしで梳かしながら、引っ張り上げるように高めの位置に作るシニヨンが定番。ゴムは細めより太めのほうがまとめやすい。帽子をかぶるときは、衿足あたりの低めに作る。服に合わせてヘアアクセサリーも使う。

\アクセサリーで アレンジを楽しむ。/

行きつけの美容師作のシュシュやスカーフ、〈エルメス〉のツイリーなど。モノトーンの服に、色味を足すためにつけることが多い。

かんざしはタイのアンティークや木工作家の作品など多数所有。髪に刺しているのは〈ヨーガンレール〉で、水牛の角で作られている。

(1)

ヘアオイルとバームでツヤを出す。あごと耳の延長線上に髪をまとめて結び、最後は毛先まで抜かずに輪っか状にお団子を作る。

(2)

ゴムを隠すように毛先を巻き付けたら、お団子の根元をもう1本のゴムで結んで固定する。生え際や衿足の後れ毛をくしで梳かしつけて、すっきりさせる。

バレッタシニヨン

衿足近くで髪をひとつにまとめ、根元から毛先までゆるみのないようねじり上げる。ねじり上げた髪を折り返して、髪を固定するようにバレッタで留める。

岡本敬子

岡本敬子 さん (おかもと・けいこ)

服飾ディレクター

プレスとして複数のブランドのPRを担当。自身のブランド「KO」を展開、東京・千駄ヶ谷『pili』のディレクションも行う。著書に『私の定番』(光文社)などがある。

『クロワッサン』1100号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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