料理研究家の上田淳子さんは、“おしゃれ迷子”だった。
「仕事に双子の育児、家事の毎日だったので、普段着か、行事で着る服しか持っていませんでした。子どもが独立して食事会や旅行などに行ける時間ができたけれど、着ていく服がなくて」
そんなとき帰省先で友人に付き合い、セレクトショップに。今までなら手に取らなかった色やデザインも、勧められて試着すると意外と似合う。そんな発見は楽しく、似合わない服は似合わないと言ってくれるので、おしゃれのいい伴走者が見つかった。
「保護者会に着ていけるか考える必要から解放され、当たり障りのない服を脱出できました。『何を着たらいいの!?』じゃなく『あれを着よう!』と思える服があると、出かけるのも楽しくなります」