納豆も餃子も発酵食品のぬか漬けを加えてさらに美味しい、6つの腸活レシピ。
撮影・青木和義 文・田村幸子
ぬか漬け白菜の納豆和え
ぬか漬け白菜の酸味が納豆の臭みを中和させ、旨みが凝縮される。「小腹が空いたときのおやつにもどうぞ」(植松さん)
【材料】
納豆、白菜のぬか漬け 各適量
【作り方】
好みの納豆をよく混ぜて粘りを出す。
白菜のぬか漬けは、ぬかを落とさずに食べやすい大きさに切り納豆とともに器に盛りつける。
ぬかの酸味と塩分が納豆によく合い、たれやしょうゆをかけなくても、いい塩梅。海苔で巻いてもおいしい。納豆と白菜ぬか漬けは、3:1ぐらいが目安。
かくやごはん
定番ぬか漬けを刻んで玄米ごはんと混ぜるだけなのに、しみじみとおいしい。お腹の調子が不安定なときの主食に。
【材料(2〜3人分)】
玄米ごはん 1合
ぬか漬け[きゅうり 1本、にんじん 1/4本、大根 1cm、生姜 1かけ]
【作り方】
きゅうりとにんじん、大根、生姜の古漬け(常温ぬか床で3~5日漬けたもの)をごく薄くスライス、または粗く刻んで玄米ごはんに混ぜ、白ごまも混ぜ込む。
焼き海苔を散らしても。玄米ごはんを酢飯にした、かくや寿司もおすすめ。
サバ缶のぬか炊き
本来は生のサバで作る料理だが、缶詰で簡単に。旨みが増し、複雑な味わいの主菜ができあがる。ぬかは優秀な調味料。
【材料(作りやすい分量)】
サバ水煮缶 1缶
生姜の薄切り 2~3枚
酒 大さじ3
みりん 大さじ3
しょうゆ 大さじ1と1/2~2
ぬか床のぬか 大さじ1~2
【作り方】
1.小鍋に酒とみりんと生姜を入れて火にかけ、アルコール分を飛ばす。
2.サバ缶を汁ごとすべて1に加え、しょうゆを回し入れ、再び煮立ったら弱火にして3~4分、煮汁がサバにしみてくるまであまり動かさずに煮る。
3.ぬか床からぬかを加え(好みで量を調節)、さらに2~3分煮てなじませたら完成。
*しっかり煮てほぐしたものは、ソフトふりかけとしておむすびの具材にも。
*サバ缶には食塩入りと食塩不使用があり、どちらでもOK。しょうゆの量で調節して。
ぬか漬けフルーツ
季節のフルーツをぬか床に漬けると、甘くないコンポートのような濃厚な味わい。クリームチーズなどを添えて酒肴にも。
【材料】
洋梨、りんご、柿、生姜のぬか漬け 各適量
【作り方】
1日ぐらい漬けた果物を、2日から5日漬けたぬか漬け生姜の薄切りと一緒に盛りつける。生姜には体を温める効果もあり、おいしさも増す。お茶請けにもぴったり。
ぬか漬け入りグリーンサラダ
ぬか漬け≒ごはんと味噌汁というイメージを一新するのが、このサラダ。ぬか漬けとオリーブオイルの相性も抜群!
【材料】
好みの葉野菜 適量
ぬか漬け[赤・黄パプリカ、きゅうり、にんじん、ラディッシュ 各適量(ぬかを洗い流さずに使う)]
オリーブオイル、ビネガー、塩 各少々
【作り方】
葉野菜に食べやすく切ったぬか漬けを混ぜ、オリーブオイル、ビネガー、塩の順に混ぜる。
写真はトレヴィスやルッコラ、からし菜などのベビーリーフを使用。
葉野菜にナッツやドライフルーツを加えるとさらにヘルシーになる。腸活効果もアップ。
ぬかが葉野菜全体に行き渡ることで、ビネガーやオイルがからみやすくなり、チーズのようなコクが出て、グリーンサラダなのに食べごたえのある一皿に。
*ぬか漬けにオリーブオイル、ビネガーと塩でおしゃれな前菜に。ぬかも一緒に食べるのがポイント。
ぬか漬けキャベツの餃子
おなじみの餃子の餡にぬか漬けを加えると、絶妙な酸っぱさが脂っぽさを消してクセになる。たれをつけなくてもおいしい。
【材料(25個分)】
豚ひき肉 200g
A[きび砂糖 小さじ1/2 紹興酒 小さじ1 しょうゆ 小さじ2/3 ごま油 小さじ1 塩 小さじ1/3 水30ml]
B[キャベツのぬか漬け 100g 生姜みじん切り 1かけ分 長ねぎみじん切り 10~15cm]
餃子の皮 25枚
油 適量
【作り方】
1.豚ひき肉をボウルに入れ、Aをすべて加えて混ぜ込む。
2.ぬかを洗い流して軽く水気を絞ったキャベツをみじん切りにし、Bの他の野菜と混ぜる。
3.2に1を加え混ぜ、なじませたら餃子の皮に包み、フライパンに油をひいて焼く。
*ぬか漬けのキャベツを白菜に替えてもおいしい。
『クロワッサン』1085号より
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