減塩でも絶品、白身魚の磯辺揚げ【吉田愛さんの減塩おつまみレシピ】
塩味をぐっと控えても、お酒が進む味を追求できる。「おつまみ=塩がきいている」という認識を、がらりと変えるレシピを紹介。
撮影・黒川ひろみ
白身魚の磯辺揚げ
ビールを美味しくする、スパイシーなボリュームつまみ。
少量の塩で、くさみを取りつつ旨味を引き出す。
【材料(2人分)】
白身魚の切り身(鯛、すずき、たら等)2切れ
塩 少々
A[小麦粉 大さじ4、水 大さじ3と1/2、青のり 小さじ1]
揚げ油(サラダ油)適量
【作り方】
1.魚は塩を軽くふる。5分おいて水気をふきとり、一口大に切る。Aは混ぜ合わせる。
2.鍋にサラダ油を深さ1cmほど注いで中火で熱し、1の魚にAをまぶして油に入れる。からりとするまで上下を返しながら3〜4分揚げ焼きにする。味をみて塩を軽くふっても。
香り、旨味、食感を活かせば、 減塩でも絶品!
「おつまみといえば、塩味がきいていて、一口食べてグビグビッとお酒を飲んで……というイメージがあるかもしれません。もちろん、それも捨てがたいのですが(笑)」と笑うのは、唎酒師の資格を持ち、日本料理店で働いていた経験もある料理研究家の吉田愛さん。
「お酒を美味しくするおつまみに、必ずしも濃い味付けは必要ありません。ただ、塩を減らすなら、香辛料や香味野菜、味の出る食材の力を借りて、しっかりと素材の旨味を引き出すことが大切です。揚げ衣やナッツの食感を足してもいいですね」
素材が活きた、軽やかな減塩おつまみのアイディアを実践してみよう。
『クロワッサン』1076号より