豚肉と納豆の揚げワンタン【吉田愛さんの減塩おつまみレシピ】
塩味をぐっと控えても、お酒が進む味を追求できる。「おつまみ=塩がきいている」という認識を、がらりと変えるレシピを紹介。
撮影・黒川ひろみ
豚肉と納豆の揚げワンタン
ビールを美味しくする、スパイシーなボリュームつまみ。
たっぷりの香味野菜が活きた、後を引く味わい。
【材料(2人分)】
豚ひき肉 50g
納豆 1パック
ワンタンの皮 10〜12枚
A[長ねぎ(みじん切り)5cm、生姜(みじん切り)1かけ、醤油 小さじ1]
揚げ油(サラダ油)・練りからし 各適量
【作り方】
1.厚手のビニール袋にひき肉、納豆、Aを入れてもむようにしてよく混ぜる。
2.ワンタンの皮に1をのせ、皮の縁に水を薄くぬり、三角形になるようにしてぴったりと留める。
3.フライパンに1cm深さの揚げ油を中火で熱し、2を入れて両面こんがりとするまで上下を返しながら4分ほど揚げ焼きにする。
4.器に盛り、練りからしを添える。
香り、旨味、食感を活かせば、 減塩でも絶品!
「おつまみといえば、塩味がきいていて、一口食べてグビグビッとお酒を飲んで……というイメージがあるかもしれません。もちろん、それも捨てがたいのですが(笑)」と笑うのは、唎酒師の資格を持ち、日本料理店で働いていた経験もある料理研究家の吉田愛さん。
「お酒を美味しくするおつまみに、必ずしも濃い味付けは必要ありません。ただ、塩を減らすなら、香辛料や香味野菜、味の出る食材の力を借りて、しっかりと素材の旨味を引き出すことが大切です。揚げ衣やナッツの食感を足してもいいですね」
素材が活きた、軽やかな減塩おつまみのアイディアを実践してみよう。
『クロワッサン』1076号より