「服は自分を助けてくれる」。ドラマスタイリスト、西ゆり子さんの元気の秘訣。
撮影・黒川ひろみ 文・一澤ひらり 構成・中岡愛子
夏は真新しい白のTシャツで。明るい色が元気を助けてくれる。
これまで200作近くの映画、テレビドラマの登場人物をスタイリングして、「ドラマスタイリスト」という分野を切り開いた西ゆり子さん。71歳のいまも第一線で活躍している。
「服は自分を助けてくれるアイテムだから、好きな服や明るい色を着れば気分も上がるし、心も浮き立ちます。私の夏の定番は白いTシャツ。〈ワイズフォーリビング〉で毎年2枚買って外出着にし、去年の2枚は部屋着にするの。袖ぐりとか、トレンドに合わせてアップデートされているからそれも楽しみ。白は背筋がシャキッと伸びます」
ただし冷房で腕や肘を冷やさないように、着るのは長袖か七分袖。さらに大切なのがインナー。高価でも吸湿性と放湿性に優れたシルクを選ぶ。
「クーラー対策には首元を冷やさないことも大切です。私は45×45cmの大判ハンカチを持ち歩いて首に巻いています。固結びにして結び目を首の横に持ってくれば、オシャレに見えます」
西さんによれば40代は形を知る。50代はバランスを取って形を崩す。60代は目立つ。70代はとんがる。これを意識することが装いのポイントに。
「新しい服を着て自分が生まれ変わったと思えるワクワク感。それが日々をご機嫌で生きることにつながるのよ」
私の夏の必需品
愛用する〈ラ サクラ〉のシルク製タンクトップ。右はベーシックタイプ、左はキャミソールタイプ。「滑らかな質感で着心地よく、やさしい風合いです」
〈ラ サクラ〉のシルク製ソフトブラとロングショーツ。「ソフトブラは締めつけがなく楽です。ショーツはおへそ下まで長さがあり、ラインもきれい」
「足ツボ名人」という足ツボマッサージで毎晩足踏みをして血行を促進。「SNSのダンス動画を見ながら、2~3曲足踏みして踊っています(笑)」
『クロワッサン』1073号より
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