湯上り着、寝巻きから、江戸時代に気軽で粋な街着として進化していった浴衣。高温多湿の日本の夏に大活躍する、汗をよく吸い、風通しがいい素材が使われています。
時代を経て、大正時代から昭和にかけて大流行したのが、浴衣地で作ったゆったりした夏用のお家ワンピース、その名も「あっぱっぱ」でした。
脱力感溢れる名前の通り、頭からかぶるだけで足元、脇、首元からスースーと風が通り抜ける、まさにリラクシングカジュアルウエアの最高峰。昭和時代も、ギリギリ平成になっても、おかんやおばちゃんたちの夏を彩っていた一枚です。
そして先日、酷暑が当たり前になった令和日本で取り入れたい、おしゃれに変身した「あっぱっぱ」を見つけました。