【鎖骨、首周り編】エイジングデザイナー・村木宏衣さんの顔のたるみを解消する筋膜リリース。
イラストレーション・小林マキ 構成&文・入江信子
筋膜リリースで、顔のたるみ予防。【鎖骨・首まわり】
鎖骨や首の筋膜のこわばりは、首がすくんで顔が前に引っ張られ、たるみが起きる元凶。毎日少しずつほぐすよう心がけて。
腕を伸ばして鎖骨ほぐし。
固まった鎖骨まわりの筋膜をほぐすメソッド。リンパの巡りもよくなる。
(1)鎖骨の上のくぼみに中指を引っ掛けるように入れ、10秒圧をかける。指の位置をずらして片側2〜3カ所ずつ行う。鎖骨が埋まっている人は頭を横にかしげるとわかりやすい。
(2)中指で圧をかけたまま、息を吐きながら腕を体の正面に伸ばし、吸いながらゆっくりと腕を引いて戻す。この動作を10回行う。指の位置をずらして片側2〜3カ所ずつ行う。
(3)中指で圧をかけたまま、息を吐きながら腕を上げ、ゆっくり下げる動作を10回行う。ひじを曲げず、上のほうに伸ばすイメージで。指の位置をずらして片側2〜3カ所ずつ行う。
「うんうん」「いやいや」でほぐす。
鎖骨の奥の筋膜をリリース。力のない人でも手軽に行うことができる。
(1)人差し指と中指を揃えて、鎖骨の上のくぼみを5回押す。2cmくらいの間隔で指をずらし、押す位置を変えていく。押す際は、やや強めの圧でしっかりと。左右各4カ所ずつ行う。
(2)1でほぐした時に凝りを感じた箇所を人差し指と中指で押さえ、首を上下に「うんうん」と、さらに左右に「いやいや」と振る。左右交互に各10回。
首の凝りをリセット。
顔のたるみに直結する首の筋膜は、硬くならないよう、常に整えておこう。
(1)喉より少し外側に右手親指を当て、ほかの指で首の後ろを支える。あごを上げ、10秒間上下左右に首を振る。左手でも同様に。
(2)親指を1より少し上にずらし、同様に10秒間上下左右に首を振る。左右各3カ所ずつ行う。親指に力を入れすぎないよう気をつけて。