悩む前にお試しを。痔にアプローチするツボ。
急な痛みやコリ、いまなんとかしたい。そんなときにも効くツボへの刺激やマッサージ法を症状別に紹介します。
不快を感じている部位に対して、効果的に働きかける押し方、もみ方も、写真を使って解説。鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
不快を感じている部位に対して、効果的に働きかける押し方、もみ方も、写真を使って解説。鍼灸師であり指圧師の石垣英俊さんに教わります。
撮影/岩本慶三 文/石飛カノ モデル/北川リサ スタイリング/高島聖子 ヘアメイク/村田真弓
【痔】
ストレスや睡眠不足、偏った食生活などで陥る痔の症状。東洋医学では改善のためのツボが複数あり。悩む前にお試しを。
痔へのアプローチ(1)百会のツボを押す。
頭頂部にある万能ツボ、「百会(ひゃくえ)」は経絡で肛門につながっているため痔の緩和ツボの代表格でもある。長めに圧をかけて痛みを解消。
左右の指の腹を頭頂部の百会に当てて30秒ほど圧をかける。
耳の先端をつないだライン上、頭頂部の中央が百会。
(手の形)
左右の手で「M」字形を作り、4指で刺激。
痔へのアプローチ(2)孔最のツボを押す。
腕にある「孔最(こうさい)」も痔の改善をはかるツボとして有名。押したときにズーンという痛みがあれば症状の緩和が期待できる。
孔最は肘の横ジワと手首の内側のシワを結んだ中間より親指1本分上の外側にある。
左の前腕を右手でつかみ、親指で孔最に圧をかける。痛みを感じるまで強めに刺激。
痔へのアプローチ(3)ふくらはぎをゆする。
静脈の血液を押し上げるふくらはぎの筋肉を刺激し血行を促す。ふくらはぎにあるツボ「承山(しょうざん)」も肛門の血流に関わるので一石二鳥。
椅子に座り、左足を右膝に乗せる。左右の手でふくらはぎをつかんでゆする。
手のひらでふくらはぎをしっかりつかみ、手首を回転させて全体をゆする。
『Dr.クロワッサン 痛みとコリをすっと消す、自分でできる整体』(2020年4月28日発行)より。
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