毎日の動きを意識的に行う。それだけで痩せグセが身につく。
撮影・中島慶子 スタイリング・福永いずみ ヘア&メイク・chiSa 文・板倉みきこ イラストレーション・佐伯ゆう子
【ちょっと意識するだけで太りにくい体に変わる動作。】
姿勢が変わる、バッグの持ち方。
手のひらを正面に向け、小指からハンドルに巻きつけ、中指までの3本の指でバッグを持つようにすると胸が開き、二の腕も刺激できる。肘にかける際も腕を外側に向けると胸が開き、姿勢が崩れない。
何げなく行う動作を変えてみる。
ドアノブを後ろ手で握ってドアを開けてドアに背を向けたまま回り込み、後ろ向きのまま後ろ手で閉めれば、背中をストレッチできる。肩甲骨の可動域が広がり、痩せやすい体づくりに役立つ。
信号待ちで行う、体幹トレーニング。
左右の足が前後一直線になるように立ち、前の足はつま先を上げ、後ろの足はかかとを上げてキープすれば体幹トレーニングに。足を入れ替えて行うと、苦手なほうがわかるはず。徐々にキープ時間を延ばそう。
お尻やもも裏を使って階段を上る。
階段は、上半身は曲げずにまっすぐ前を見て、上げた脚のもも裏からお尻を意識して上ろう。後ろの足で体を持ち上げるようにすると、普段使われない背面の筋肉が使え、脚もスッキリしてくる。
くつろぐときの床座りを改善。
床に直接座ると骨盤が立ちにくくなり、姿勢が崩れて下腹ポッコリになりやすい。骨盤の立つ高さになるよう、エクササイズ用のストレッチポールやクッション、タオルなどをお尻の下に敷くとよい。
衣類をたたみつつストレッチも行う。
洗濯ものをたたむときは、床座りで腰を立てたまま開脚し、内ももをストレッチ。上半身を左右に動かしながらたたむとより内ももが伸びる。椅子に座るなら両脚を伸ばした状態で上げ、脚の上で。
お風呂時間は一日のコリをほぐす時間に。
日常負担がかかる肩や腕まわりは、こりやすく、脇のリンパ節もつまりがちに。そこで、体を洗うとき、両手で背中全体を洗ってみよう。肩甲骨や腕まわりの筋肉をほぐす効果が期待できる。シャワーヘッドは頭よりも高い位置にセット。天井を見上げる姿勢で上向きで浴びるようにすると、胸が開く姿勢になり、呼吸も深くなる。
『クロワッサン』1049号より