あちこちが不調なので、漢方薬局へ相談にいってみました。
なんだか調子が悪い。痛い、だるい、冷えるなど、さまざまな症状を和らげるのが得意な漢方。漢方薬局では、相談を重視すると聞きましたが、いったいどんなやりとりがあって、薬が選ばれるのでしょうか。大田垣晴子さんと訪ねてみました。
イラストレーション・大田垣晴子 撮影・岩本慶三
【薬選びの流れ】
(1)相談カードに自分の不調、生活・食習慣などを記入
(2)相談カードに基づいた薬剤師からの質問に答える。
(3)舌を見る
(4)自分の体がどんな状態にあるのかを知る。
(5)生活・食習慣についてアドバイス。漢方薬の提案。
<提案された漢方薬>
【 逍遙顆粒(しょうようかりゅう) 】
トウキ、サイコ、シャクヤクなど8種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒に。肩こり、疲れやすい人の精神神経症状、虚弱体質などの改善に。
【 勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)】
ビャクシ、ソヨウ、カッコウなど13種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒に。食欲不振、全身倦怠感、下痢、急性胃腸炎などの改善に。
【 双料杞菊顆粒 (そうりょうこぎくかりゅう)】
六味丸にキクカ、クコシを加えた処方。8種類の生薬から抽出したエキスを顆粒に。かすみ目、疲れ目、のぼせ、頭重、むくみなどの改善に。
【 木鶏丹 (もっけいたん)】
カワラタケとマンシュウグルミの樹皮のエキスを粒タイプにした健康食品。中国では生薬として用いられ、肝臓の働きをサポートする。
(6)2週間飲んでみました。
「本当に?」と思うくらい、目の乾きがなくなって、ソファに横にならなくなった。漢方薬を飲み忘れた翌日は、疲れを感じるから、効果が出ているのかな?
イスクラ薬局日本橋店
東京都中央区日本橋2-15-3 ヒューリック江戸橋ビル1F
TEL.03-3273-7331
『Dr.クロワッサン 不調が消える、ふだん漢方』(2020年1月28日発行)より。
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