鏡で見えにくい場所に白髪染めをムラなく塗る、よい方法は?
きちんと染めているつもりでも「え、もう伸びてる!」と、つねに存在が気になる白髪。気づいたときに使えるホームケアの白髪染めは、心強い存在。
だけど使い方はこれでいい? 仕上がりがイマイチ……と不安の声も。
そこでプロの意見を参考に、賢い染め方を学びつつ、白髪ケアの正解、不正解にアプローチ。
だけど使い方はこれでいい? 仕上がりがイマイチ……と不安の声も。
そこでプロの意見を参考に、賢い染め方を学びつつ、白髪ケアの正解、不正解にアプローチ。
撮影・久々江 満(商品)、天日恵美子(神津さん) イラストレーション・谷本ヨーコ 文・今井 恵
Q 鏡で見えにくい場所をムラなく塗る、よい方法は?
ムラなく仕上げるコツは、伸びてきた根元をしっかり染めること。ブロッキングで髪を分けることが必要。
「クシなどを使い、イラストのように分け目の延長で後頭部まで髪を左右になでつけ、ピンで留め、しっかり根元を露出すること」(uka東京ミッドタウン六本木店 ヘアカラーリスト・中田巧樹さん)
分け目の両サイドに刷毛などで染料を塗っていく。
「根元を染める場合は、染毛剤を置く要領で塗るのがコツ」(花王 ヘアケア研究所室長・野尻昌良さん)
これをイラストのように細かくブロッキングしながら塗っていく。
「ムラの一番の原因は伸びた根元と、何度も染めることになる毛先との色の違いです。ホームカラーをする際に、染めたくない毛先やその他の部分に、ふだんヘアケアで使うトリートメントを塗っておくと、髪がコートされ、染まらず、ダメージ保護にもなります」(中田さん)
真上から見たブロッキング。イラストのラインを参考に、細かく分けながら、ブロッキング→分けた左右に染毛剤を置く、を繰り返す。
ブロッキングを横から見た図。水色部分は一番塗りにくい場所。「白髪が目立ちにくい場所なので、あえて染めずにサロンに任せても」(中田さん)
『クロワッサン』1033号より