深呼吸をしたくなる。どこからともなく “緑の香り” が漂ってくるからだ。ここ、千葉県大多喜町にある「mitosaya薬草園蒸留所」は、1万6000平米の敷地に500種の薬草・ハーブが。山本祐布子さんは、夫である蒸留家の江口宏志さんと移り住んで4年目になる。
「主なプロダクツは『オー・ド・ヴィー(人生の水)』と呼ばれるフルーツブランデーやハーブスピリッツなどの蒸留酒。私はオリジナルティーやシロップを担当して、試作する毎日です。そうそう、できたてのこのお茶、飲んでみませんか?」と、見せてくれた美しい茶葉! これ、お茶なのですか?
「ベースは緑茶や紅茶ですが、この黄色いのはターメリック、緑はバジルとシナモンリーフ、ピンクはマヌカの花。梅やお茶の花などもブレンドしています」