体重日記と特製出汁で何を食べても痩せられた! 山口恵以子さんが3kg痩せに挑戦。
撮影・岩本慶三 スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・村田真弓 文・一澤ひらり
食欲を抑制する自然素材の栄養素を集めた、これぞ「痩せる出汁」。
山口 出汁で痩せられるんですか? それはビックリです。
工藤 この痩せる出汁を飲むと脂肪に敏感になって、食べたいと思わなくなるし、食欲自体も落ちるんです。食べ過ぎを抑えられるので、僕は1週間で11kg痩せました。
山口 エーッ、11kgも! 何か特別なものが入っているんですか?
工藤 普通の食材です。作り方も簡単で、フライパンで炒ったかつお節と煮干し、それに刻み昆布、緑茶をミキサーにかけてパウダー状にしたら出来上がりです。これをマグカップに大さじ1杯入れて、お湯を注ぐだけ。
山口 いつ飲むといいんですか?
工藤 朝昼晩の食前に1杯飲んで、空腹時に飲めば満足感が持続します。
山口 出汁のうま味の相乗効果でおいしそうですが、痩せられるのはなぜ?
工藤 かつお節のヒスチジンが食欲を抑制して、昆布や緑茶のグルタミン酸が脳の視床下部に働きかけて食欲をコントロールするんです。それにかつお節や煮干しのイノシン酸が新陳代謝を促して、緑茶のカテキンが脂質代謝を活性化するので、代謝もアップします。
山口 出汁にダイエット効果があるなんて、思ってもみなかったです。
工藤 濃い味つけやこってり味、甘いものが好きな人は数日で味覚がリセットされて、食欲を抑制できるようになります。リラックス効果もあるので、飲むと気分が癒やされますよ。
山口 早速やってみます。ほかにやってみたらよいことはありますか?
食事中に箸を置いた回数を書く。 5回箸を置けたら体重は落ちます。
工藤 グラフ化体重日記に記入する欄がありますが、一番効果的なのは箸を置いた回数を書くことです。箸ってなかなか置けないものなんですよ。目標は5回。それだけで体重が落ちます。
山口 一緒に食事をした男性に、一度も箸を置かなかったねって言われたことがあります。しかも早食い(笑)。
工藤 一口ごとに箸を置くことで、食材の味や食感がわかるようになるし、食事に集中できるようになります。これは食への執着性と衝動性が取れるトレーニングになるんですよ。
山口 テレビを観ながらとか、ながら食いはダメですね。反省します。
工藤 ダイエットの最大の敵はストレスです。食べ過ぎて後悔するとコルチゾールというストレスホルモンが出てしまい、筋肉が脂肪に変わりやすい。いっぱい食べて幸せな気持ちになったとか、いい気分転換になったとか、明るく前向きに考えることで、翌日は気持ちがスッと切り替わりますよ。
山口 まずは一日4回、体重計に乗る勇気を出すことから始めます!
簡単にできる出汁を食事のお供に!
[ 材料 ]
[ 作り方 ]
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