からだ

「白いオオカミ」のために 肌・カラダ・心を整える。

〈連載〉美しき人生のそばに(19)。強烈な印象を残し、同時に、とてつもなくかわいい。真っ白なオオカミちゃんは、一体、どんなふうに作られているのだろう。作家に会いに行ってきました。
  • 撮影・黒川ひろみ ヘア&メイク・レイナ 文・越川典子

3000体並んだところを想像すると、わくわくしませんか。

アランニットでくるんだオオカミちゃんの愛称は「ピーナッツ」。2人でよく訪れるカフェ『コチト』へ。「9月には、福岡で個展を開く予定です」。オオカミちゃんが100体以上並ぶはずだ。
すっくと自分の足で立つオオカミちゃんたち。迫力がある。よく見れば、一体として同じキャラクターはいない。選ぶのに3時間かかる人もいるというのが、よくわかる。

黒田有里さん(くろだ・ゆり)
アーティスト
ぬいぐるみやドローイング作家として活動後、2017年から「白いオオカミ」の集団を、インスタレーションとして発表している。

ひと目見たら忘れられない「白いオオカミ」(愛称・オオカミちゃん)。アートシーンで、またコレクターの間で、いま大きな注目を集めている。作っているのは黒田有里さんだ。

「ぬいぐるみというと愛玩の対象というイメージですが、オオカミちゃんにはもっと独立した強い『何か』がある気がします。昨秋、ロンドンやダブリンをオオカミちゃんと旅したのですが、どこにいてもオオカミちゃんが “主役” 。まるで彼が一人で旅をしていたかのようでした」

飛行場で。カフェで。駅で。大聖堂で。図書館で。オオカミちゃんのいるところ、年齢、性別、国籍を超えて人々が集まり、笑顔で話しかけてくる。

「オオカミちゃんの存在感はすごい。私は、単なる付き添い人(笑)でした」

いつか近い将来、そんなオオカミちゃんたちが3000体いる景色を見てみたい──それが黒田さんの願いであり、目標だという。

「その空間を見てみたい。その空間の中に一緒に存在してみたいんです」

しかし制作は決して楽ではない。目や舌はすべて手作り。アンティークの生地やボタンをふんだんに使う衣装は一体ずつ異なる。一針一針、作り上げていく。

「個展会場を訪れた人が、そこで真っ白なオオカミちゃんに出合った瞬間から、互いの関係性が始まる気がします。だからこそ作るとき私は『自分をのせない』。毎日ヨガに通い、食事や睡眠をとり、肌を整え、機嫌よく暮らす。何より作る喜びを純粋に感じたい。そのためには自分を健やかに保つことが必要なんです」

フランスの古いベビー服、アランニットもアンティーク。それに、あえて新素材を組み合わせると面白い、と黒田さん。
舌は草木染でリアルな色を。目は、土を焼き、一つひとつに黒目を描き入れている。形ができるほどに、喜びも大きくなるという。
恥ずかしがりで顔を隠している子。いたずら好きな子。いろいろな子がいる。人間の社会と同じで、多様だから面白いのだ。
道端や柱の陰、玄関、ソファ。どこにいてもオオカミちゃんは何かを語り掛けてくる。この3体は、一体何を話しているのだろうか。
デルメッド プレミアム ローション、エッセンスを朝晩。UVベイスは朝に必ず、が基本。肌の美しさは「がんばろうの素です」。

だから、そばにデルメッド。

縫い物をしたり、PCを使ったり、目を使うことが多い仕事。「どうしても疲れが表れやすいと思います。デルメッド アイクリームをそっとのばし、目の周りを指で軽く押すようにマッサージ。つけていると違うんです(笑)」

デルメッドのWEBマガジン「デルメッド・スタイル」では美容やレシピなどの情報をお届けしています。黒田有里さんの特集も公開中! 是非ご覧ください。https://www.dermed-style.jp

問合せ先・デルメッド 〈フリーダイヤル〉0120-847-447 www.dermed.jp

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