鍋にスープと、温かい料理が恋しくなる季節。もちろん、「脱・低体温にも温かい食事は欠かせません」と楊さん。
「中医学の“食養生”を取り入れ、寒さに負けない体に整えましょう!」
中国には「薬補不如食補(やくほはしょくほにしかず)(薬療法は食事療法に及ばない)」ということわざがあり、一般市民の間でも医食同源を実践する生活が根付いているほど。
「自然治癒力を高める“食養生”を日常生活で行うには4つの大原則があります。1.楽しみながらよく噛んで食べること、2.手作りの料理をいただくこと、3.食材の性質を見分けること、4.旬の食材を摂ること、です。どんなに栄養バランスがよくても、楽しみながら食べなければ“よい食事”とはいえませんし、よく噛まないと吸収もされにくくなります。手作りの料理は、栄養の偏りと添加物の使用を防げます。食材の性質は、体を温めるものと冷やすものに分かれますが、見分け方は後ほど説明しますね。そして、旬の野菜や果物は、その季節のエネルギーをたっぷり蓄えていて、その時季における体を癒やしてくれます。これら、“食養生”の4つの大原則は、どんな食事のときもお忘れなく!」