からだ

楊さちこさんに教わる脱・低体温。理想の食材で「食べる冬支度」の知恵。

冷やさない生活が日常となっている中医学の本場から、体の温かさを保つ秘訣を伝授。温めの鍵を握れば、冬も冷えも怖くない!
  • 撮影・青木和義 スタイリング・中根美和子 ヘア&メイク・安藤洸飛(新井健生事務所)文・知井恵理

体を温める食材

ほうれん草/貧血予防や自律神経の働きを整える作用があり、温めて食べるとよい。旬の食材は、色にかかわらず積極的に摂りたい。

/胃腸を温めて消化機能を増進。むくみ解消にも働きかける。血の巡りをよくするので、冷え性や風邪を引きやすい人におすすめ。

りんご/肺や全身にうるおいを与え、お腹の調子を整える。ほてりやのぼせを抑える働きも。栄養が多い皮も含め、丸ごと食べたい。

七味唐辛子/唐辛子や山椒、陳皮(みかんの皮)など、薬効成分に優れたさまざまな色の漢方素材が組み合わされ、食べる薬膳ともいえる。

しょうが/発汗させることで気や血液の流れをよくし、風邪の症状を緩和。体によい成分は皮に多く含まれるので、丸ごと調理を。

チーズ/原料の牛乳は体を冷やすが、水分を飛ばしたチーズは温め作用あり。呼吸器や皮膚をうるおして、空咳や肌の乾燥を抑える。

黒砂糖/お腹を温めて、冷えや、冷えによる腹痛を緩和。しょうがと組み合わせると、相乗効果で体を温める働きが強まる。

くるみ/肺の機能を高め、腎を温める作用が。ぜんそくや冷えを鎮める。良質な油分を多く含むので、便秘の改善も期待できる。

黒豆/余分な水分を排出して、むくみに働きかける。肝の血流を増やし、生命力を補ってくれるので、アンチエイジングにも。

れんこん/胃腸の働きをよくして、食欲を増進。血液を増やして、肌の再生を促す。生のままだと体を冷やすので、加熱調理が正解。

みそ/発酵食品は体を温める作用あり。体にこもった余分な熱や水分を排出するので、イライラやのぼせ、むくみをやわらげる。

そば/消化不良に働きかけ、食欲増進。腸の詰まりを解消してお通じを促す作用も。冷たくして食べると体を冷やすので注意。

えび/腎の働きをよくして体力や気力を増進。強壮効果のあるタウリンを含み、めまいやふらつき、足腰の冷えをやわらげる。

体を冷やしやすい食材

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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