からだ

大人のためのデリケートゾーンのケアQ&A。

女性ホルモンの低下とともに始まるドライシンドローム。なかでもデリケートゾーンは人知れず悩む人が多いのです。「なおえビューティークリニック」院長の喜田直江さんにお話を伺いました。
  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・大山奈歩 構成&文・越川典子

Q ニオイやかゆみは、セルフケアできますか?

A.できます。と言うより、セルフケアこそが基本です。

 「膣内のpHバランスが崩れて酸性が弱まると、雑菌の繁殖につながります。その際、膣内まで洗ったり、やみくもにビデを使ったりするのは逆効果。デーデルライン桿菌という善玉菌が減り、自浄作用も弱まってしまいます。

どうしてもニオイが気になる、不快感がなくならない。そんな人は、専用の膣内洗浄剤を使いましょう。『インクリア』(下写真)は、乳酸が配合されていて、膣内のpHと同じ弱酸性洗浄ジェル。不快感が軽減されます。膣内をやさしく洗浄するので、ニオイやおりものの対策になりますね」(喜田さん)

医療機器の膣内洗浄器。特許取得のアプリケーターで膣内に洗浄ジェルを注入。乳酸配合の洗浄ジェルで、膣の奥から汚れをすっきり洗い流す。コンパクトで持ち運びにも便利。3本入り、30本入りもある。全国ドラッグストアで購入可能。「インクリア」(10本入り)3,600円(ハナミスイ TEL.03-6304-5797)

Q.ボディソープで洗うと、ヒリヒリして痛いです。

A.専用の洗浄剤を使います。たっぷりの泡で、なで洗いを。

「ナイロンタオルで洗うのは厳禁。排尿後なども決してこすらず、そっとペーパーを当てるように拭くようにしてください。下着を、通気性がよく刺激の少ない木綿やシルクにするのもいいですね。

外陰部のひだには汚れがたまりやすいので、指の腹などで洗いましょう。ただし、一般的なボディソープは洗浄力が強すぎて、デリケートゾーンの皮脂を必要以上に洗い流してしまいます。専用の洗浄剤は、弱酸性で洗浄力が弱めで刺激も少ないのです。よく泡立てて洗う習慣だけで、症状が改善されることも」(喜田さん)

左・プッシュすると濃密な泡が出てくるので、泡立て不要。泡パックで、ひだに入った隠れ汚れも、こすらずに落とせる。天然保湿成分、ローズ水など配合。ヴィオニー センシティブ モイスチャーウォッシュ(ボディ用ソープ) 150ml 3,980円(ペキュリア TEL.03-5778-5931) 右・13種類の植物エキス配合、洗浄だけでなく、保湿やブライトニングも目指す美容液ウォッシュ。弱酸性。肌の弱い人は全身にも使える。モディッシュ ラ ファム デリケートウォッシュ(ボディ洗浄料) 150ml 4,200円(モディッシュ TEL.03-5488-7890)

Q.膣委縮症の治療は 何をして、どのくらい 費用がかかるのでしょうか。

A.ホルモン補充療法(HRT)や レーザー治療になります。

「膣の不快症状だけなら、膣内専用の女性ホルモン剤を使います。全身性の症状もあれば、更年期外来などでHRTを受けましょう(保険診療適用)。ただ、乳がんの既往などリスクのある人はHRTを受けられないことも。その場合は、膣委縮専用ヒアルロン酸や、炭酸ガスを用いたレーザー治療(フェムタッチ、エッジワン)を

膣壁に照射することでコラーゲンを再生する治療で、自由診療。私のクリニックでは、レーザー照射1回10万円。半年〜1年効果が続くので、誕生日ごとにメンテナンスするケースも多いです」(喜田さん)

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