「子どもの頃仲良しでも、ずっと友だちでいることは多くないかもしれない。でも、大人になってまた友人関係が復活することもあるんじゃないかと。女性の友情の全てがもろいわけではないと思います」
大きなテーマとして性暴力とどう向き合うかが描かれる。
「最近、日本の女性が置かれている環境について、おかしいと思うことが多くなりました。女性がお酒を飲みに行ったとき、『夫はひとりでご飯作って食べている』と言うと『あら、かわいそう〜』と言う人がいる。何よりも性暴力に遭ったとき、男性側の目線に立つ人が女性にも多い気がするんです。夜遅くに一人で歩いていたからとか、そんな格好をしていたからとか。自分から誘ったんじゃないの?と聞く人までいる。被害を訴えたらそれを抑圧しようという声がとても多いと感じます。被害をすぐに訴えられないのも問題です」