【キッチン編】もはや家具はいらない!? 突っ張り棒の能力を使い切る。
縦に、横に、複数で……と、通称・突っ張り棒博士の自宅では、突っ張り棒が大活躍! 今すぐ真似したくなる実例ばかりです。
撮影・清水朝子
モデルルームのようなオシャレなリノベーションマンション。この家には家具がほとんどない。なぜならほとんどの収納は突っ張り棒で賄われているからだ。住人は、突っ張り棒などの収納用品メーカー、平安伸銅工業社長である竹内香予子さん。
「突っ張り棒は固定観念を捨てて少し工夫すると、活用の場がぐんと増えます。長さや使い方を自由に変えられるので、好きな時に好きなところへ付け替えることができるのが魅力です」
言葉どおりキッチン一つ見ても、引き出し内で仕切りとして使ったり、キッチンペーパーホルダーにしたり……と、横に突っ張って何かをかけるというイメージを覆す使用法ばかり。
「あまり負荷がかからない場所なら、100円ショップのものなど廉価な商品でも機能は充分です。あとは月に1回程度、しっかり突っ張れているかをチェックすると、快適に使えるはず」
竹内さん宅の実用例で、その能力の高さを実感しよう。
【キッチン】カトラリーに調味料と、細かなものが溢れる台所は、絶好の活躍の場。
1. 薄い袋もの、チューブ類が、冷蔵庫内で迷子にならない。
2. スタメン調味料を厳選し、専用ラックに片づけ。
3. 食器棚と天井の間に、収納2段分を増設。
4. 流し台のカウンターにも、収納空間がどんどん増える。
5. 大きな引き出しの中を突っ張り棒で使いよく仕切る。
6. 「見せる収納」で、気になったときにすぐ掃除。
竹内香予子(たけうち・かよこ)●平安伸銅工業代表取締役。突っ張り棒の業界トップシェアを誇るメーカーの3代目社長。整理収納アドバイザー。突っ張り棒を熟知し、自宅でもあらゆる場面で活用している。
『クロワッサン』982号より
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