「10年前、社員食堂のおばちゃんをしていたときに、自宅の母と連絡をするためにドコモの携帯を買ったんです。それ以来“ガラケー”と呼ばれる携帯を買い替えることなく、使い続けてきました。まさにガラパゴス諸島の絶滅危惧種状態なんです(笑)」
と話す山口恵以子さん。食堂を辞めて専業作家になってからも、携帯電話の使用はほぼ受信が中心で、月々の支払いについても3000円前後をずっと維持してきた。
「10年も使っているので、さすがに買い替え時かなって。スマホは持ち歩ける小型のパソコンみたいだし、好奇心もすごくあって、今度は絶対スマホにしよう!って決めていたんです」
とはいえメカには滅法弱い山口さん。恐る恐るドコモショップへ足を運び、まずは店頭にズラリと並ぶスマホを手に取ってみることに。