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新品種誕生になんと20年! 美容と健康を支えるキウイの知られざる「科学の力」

春先のスーパーを彩り、期間限定で登場する甘くて赤い「ルビーレッドキウイ」。実はあの美しい果実の誕生までに、20年以上もの歳月がかかっていることを知っていましたか。美容と健康を底上げしてくれるキウイの秘密を、最前線の研究施設からお届けします。

文・クロワッサン編集部

新品種誕生になんと20年! 美容と健康を支えるキウイの知られざる「科学の力」

おいしいキウイの裏側には、たゆまぬ努力が

世界的に見ると、キウイのマーケットシェアは、最も大きいりんごやバナナ、柑橘系の果物に比べるとまだまだ小さな存在です。その割合は驚くことに、なんと1%以下という。だからこそ、ニュージーランドでは消費者が「また買いたい」と思う完璧な品質が日々追求されています。

「キウイフルーツ・ブリーディング・センター」は、タウランガ近郊Te Puke(テプケ)という地域にある。キウイで栄えたこの町の入り口には、大きなキウイのモニュメントが
「キウイフルーツ・ブリーディング・センター」は、タウランガ近郊Te Puke(テプケ)という地域にある。キウイで栄えたこの町の入り口には、大きなキウイのモニュメントが
キウイフルーツ・ブリーディング・センターの入口
キウイフルーツ・ブリーディング・センターの入口
「キウイフルーツ・ブリーディング・センター」は、タウランガ近郊Te Puke(テプケ)という地域にある。キウイで栄えたこの町の入り口には、大きなキウイのモニュメントが
キウイフルーツ・ブリーディング・センターの入口

「キウイフルーツ・ブリーディング・センター」は、ニュージーランドの国営研究機関とゼスプリが合同で設立し、次世代のキウイ開発を担う世界でも唯一の中枢施設。“世界で最も魅力的で健康的なフルーツを通し、よりよい未来をつくっていく”というビジョンを掲げ、病害虫への耐性や気候変動への適応、おいしさを追求するための、最先端の研究開発が行われています。

キウイの遺伝子源はアクティニディアと呼ばれるもの。そこから派生して様々なサイズ、形状、色のものが存在する。食べることもできるとのことで、写真中央の味見をしたが、辛味がありおいしいとは言えないものだった
キウイの遺伝子源はアクティニディアと呼ばれるもの。そこから派生して様々なサイズ、形状、色のものが存在する。食べることもできるとのことで、写真中央の味見をしたが、辛味がありおいしいとは言えないものだった

近年、日本でも大人気の「ルビーレッド」も、ここでの研究で誕生した新品種。気の遠くなるような作業を、なんと20年以上も重ねて生み出されたそう。抗酸化作用を持つアントシアニンを含む「ルビーレッド」は、美容の強い味方です。グリーンキウイやゴールドキウイに比べると甘みが強いのも魅力。

研究の最前線では、「見た目にも美しいキウイができないか」「収穫できる時期(旬の時期)をもっと長くできないか」といった開発アイデアも飛び交っているそう。「ルビーレッド」に次ぐ新品種の誕生が待ち遠しい。

欧州委員会が生鮮フルーツとして世界初のヘルスクレームを承認!

キウイの食物繊維について、デモンストレーションを用いて説明するジョン・モンロー博士
キウイの食物繊維について、デモンストレーションを用いて説明するジョン・モンロー博士

キウイの魅力はおいしさだけではありません。グリーンキウイは、欧州委員会から生鮮フルーツとして世界で初めて、健康効果を公的に表示できる「ヘルスクレーム」の承認を受けました。15年間にわたる研究の結果、「グリーンキウイの摂取は、排便回数を増加させることで正常な腸の働きに寄与する」ということが科学的に証明されたのです。

現代の成人女性は食物繊維が不足しがち。1日の目標量18g(※1)以上に対し、平均15.9g(※2)にとどまっています。しかし、グリーンキウイには可食部100g当たり2.3gと果物のなかでもトップクラスの食物繊維が含まれており、不足分を手軽に補うことができます。

さらに、水に溶ける「水溶性」と水に溶けにくい「不溶性」の2種類の食物繊維がどちらも含まれているのも大きな魅力。最近では、キウイに含まれる食物繊維に着目し、その作用を証明するための研究も行っているとのこと。手軽に美味しく、毎日のすっきり生活を始めたい方にはぴったりのフルーツなのです。

こぼれ話として……。ニュージーランド滞在中、毎日キウイを欠かさない生活を送っていたのですが、この機会にと、帰国後も毎日1個、3食のうちのどこか1食の食前にキウイを食べることを継続して習慣にしてみると、毎日すっきり快適に。体重も少し絞れたのはここだけの話です。みなさんも、いつもの食卓にキウイをプラスしてみませんか。

取材協力:ゼスプリ インターナショナル ジャパン

※1 18-64歳女性の目標量(厚生労働省「日本人の食事摂取基準」2025年版)
※2 40-49歳女性の平均摂取量(令和5年「国民健康・栄養調査」)

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