暮らしに役立つ、知恵がある。

 

広告

日本一の鱧の生産地として知られる淡路島。極上の鱧づくしを堪能し、島の夏の味覚を楽しむ旅へ

古代から平安時代にかけて“御食国(みけつくに)”として朝廷に食材を献上していた淡路島。その名の通り、瀬戸内海の豊かな海の幸山の幸に恵まれた淡路島は、今も変わらぬ美食の宝庫です。特に鱧(はも)は、日本一とされる味の良さで有名。夏が一番脂のノリも味も良くなる鱧を味わいに、淡路島に出かけましょう。

写真・文 斎藤理子

日本一の鱧の生産地として知られる淡路島。極上の鱧づくしを堪能し、島の夏の味覚を楽しむ旅へ

淡路島西海岸にある《洗心和方(せんしんわほう)》は、和モダンウェルネスステイをうたう、美食と温泉を楽しめる宿。こちらのレストランにて期間限定で提供される、淡路島産鱧の鱧づくしコース《夏の味覚!淡路島産鱧尽し会席》は、夏の淡路島でしか味わえない贅沢な体験。その美味しさと、淡路島の魅力をご紹介します。

日本一の鱧の生産地として知られる淡路島。極上の鱧づくしを堪能し、島の夏の味覚を楽しむ旅へ

新幹線の新神戸駅から車で約40分。明石海峡大橋を渡り、淡路島の西海岸を南下した海岸沿いに和モダン温泉宿《洗心和方》はあります。もともとは、現存する世界最古の建築会社で1400年以上に渡り寺社仏閣の建築や修復を手掛けている“金剛組(こんごうぐみ)”が施工した宿泊施設でしたが、パソナグループが経営を継承しリニューアル。和モダンとウェルネスをコンセプトに昨年7月にオープンしました。〈洗心〉とは、心を清め内面を磨き、より良い自分へと向かうこと。〈和方〉とは、日本古来の叡智が生んだ日本の自然療法。この宿の名前《洗心和方》は、この2つの言葉が由来になっています。

入り口の門や回廊の施工を担ったのは、寺社建築の名匠、奈良の“鵤工舎(いかるがこうしゃ)”。宮大工の伝統と技が随所に生かされた門や回廊は、非常に美しく落ち着きがあり、凛とした空気が漂います。入り口を彩る本格日本庭園は、大徳寺芳春院をはじめ数々の名園を造り出してきた京都の“独歩園(どっぽえん)”によるもの。吉野川の吉野石、高野山周辺の石、貴船の貴船石など、京都の庭園に詳しければ一目でわかる名石を配した枯山水風の庭園が、四季折々の美しさを見せてくれます。

宮大工“鵤工舎”の棟梁、小川三夫氏の手による門。重厚でありながらも仰々しさはなく、優しくゲストを迎え入れてくれる。日常から非日常への入り口としての存在感は、数々の寺社建築を手がけた匠のさすがの技
宮大工“鵤工舎”の棟梁、小川三夫氏の手による門。重厚でありながらも仰々しさはなく、優しくゲストを迎え入れてくれる。日常から非日常への入り口としての存在感は、数々の寺社建築を手がけた匠のさすがの技
匠の技術が結集した、300年はもつという回廊。日本庭園と回廊が完全に調和し一体感が生まれるように設計されている
匠の技術が結集した、300年はもつという回廊。日本庭園と回廊が完全に調和し一体感が生まれるように設計されている
瓦は、淡路島特産の淡路瓦。濃紺がかった色合いが美しい。歩みを進めるにつれ庭園の表情が刻々と変わっていくとともに、これから始まる素敵な滞在へのワクワク感がいやが上にも高まっていく
瓦は、淡路島特産の淡路瓦。濃紺がかった色合いが美しい。歩みを進めるにつれ庭園の表情が刻々と変わっていくとともに、これから始まる素敵な滞在へのワクワク感がいやが上にも高まっていく
見る角度によって表情を変える日本庭園。季節ごとに色も香りも変化し、瀬戸内海の自然と同化している。静寂に満ち、心落ち着く空間
見る角度によって表情を変える日本庭園。季節ごとに色も香りも変化し、瀬戸内海の自然と同化している。静寂に満ち、心落ち着く空間
宮大工“鵤工舎”の棟梁、小川三夫氏の手による門。重厚でありながらも仰々しさはなく、優しくゲストを迎え入れてくれる。日常から非日常への入り口としての存在感は、数々の寺社建築を手がけた匠のさすがの技
匠の技術が結集した、300年はもつという回廊。日本庭園と回廊が完全に調和し一体感が生まれるように設計されている
瓦は、淡路島特産の淡路瓦。濃紺がかった色合いが美しい。歩みを進めるにつれ庭園の表情が刻々と変わっていくとともに、これから始まる素敵な滞在へのワクワク感がいやが上にも高まっていく
見る角度によって表情を変える日本庭園。季節ごとに色も香りも変化し、瀬戸内海の自然と同化している。静寂に満ち、心落ち着く空間

天井が高く開放感にあふれている《洗心和方》のロビーエリアは、見事な組子のパーティションが印象的。その奥にある、日本画が目を惹くバーラウンジも落ち着きます。趣も雰囲気も最高な空間には、著名作家たちの芸術作品が随所に散りばめられ、アートギャラリーのようでもあります。

“金剛組”が造ったもともとの建築やディテールをなるべく生かしつつ、そこに最新テクノロジーを組み入れてリフレッシュされた宿となった《洗心和方》。現代のホテルに寺社建築の伝統が融合したこの宿には、落ち着きとくつろぎがある上質な滞在が約束されていることがわかります。

釘や金具を一切使わず細く割った木片を幾何学的な模様に組み上げる組子は、飛鳥時代から伝わる日本の伝統的な木工芸術。ロビーエリアは、ふんだんに配された組子が美しい陰影を生んでいる
釘や金具を一切使わず細く割った木片を幾何学的な模様に組み上げる組子は、飛鳥時代から伝わる日本の伝統的な木工芸術。ロビーエリアは、ふんだんに配された組子が美しい陰影を生んでいる
レセプションには豪華な金屏風が。レセプションという人が行き来する場所にも関わらず、静謐な空気が漂っている
レセプションには豪華な金屏風が。レセプションという人が行き来する場所にも関わらず、静謐な空気が漂っている
和の美意識に満ちたバーラウンジ。ジャパニーズウィスキー、ジャパニーズクラフトジン、古酒、梅酒など、世界に誇る日本の酒類が充実している
和の美意識に満ちたバーラウンジ。ジャパニーズウィスキー、ジャパニーズクラフトジン、古酒、梅酒など、世界に誇る日本の酒類が充実している
レストラン「和方」の入り口。引き戸や壁にも木材をふんだんに使った、ぬくもりのある造り
レストラン「和方」の入り口。引き戸や壁にも木材をふんだんに使った、ぬくもりのある造り
釘や金具を一切使わず細く割った木片を幾何学的な模様に組み上げる組子は、飛鳥時代から伝わる日本の伝統的な木工芸術。ロビーエリアは、ふんだんに配された組子が美しい陰影を生んでいる
レセプションには豪華な金屏風が。レセプションという人が行き来する場所にも関わらず、静謐な空気が漂っている
和の美意識に満ちたバーラウンジ。ジャパニーズウィスキー、ジャパニーズクラフトジン、古酒、梅酒など、世界に誇る日本の酒類が充実している
レストラン「和方」の入り口。引き戸や壁にも木材をふんだんに使った、ぬくもりのある造り

お待ちかねの鱧づくしは、レストランの〈和方〉でいただきます。京都の一流料亭や割烹で使われる淡路島の鱧は日本一の味。伝統的な延縄漁法で1尾1尾を丁寧に釣り上げるので魚体に傷がつきにくく、艶やかな金色を帯びたその姿から、〈べっぴん鱧〉や〈黄金鱧〉とも呼ばれています。

その中でも、南あわじ市の沖合に浮かぶ、栄養が極めて豊富な沼島(ぬしま)近海で取れる鱧は最高級品。程よく脂がのり、皮は薄く、きめ細やかでふっくらと柔らかな食感と上品な甘みが特徴です。

その日の朝獲れた沼島の鱧を、熟練の技で丁寧に骨切り。前菜3種やお椀、湯引きに炭火焼き、そして鱧鍋と、料理に合わせた多彩な味付けと調理方法で飽きることなく最後まで楽しむことができます。

鰹出汁に焼き鱧の骨でとる出汁を合わせ、深くコクのある滋味に仕立てたお椀。じっくりと香ばしく焼き上げた炭火焼きは白焼とタレ焼きどちらも甲乙つけ難い美味しさ。湯引きの鱧を噛み締めた時に口中に広がる旨みの素晴らしさは言うまでもありません。

骨切りした生の鱧を出汁にくぐらせて食べるメインの鱧鍋は、淡路島名産の玉ねぎとレタスと共に。「鱧に玉ねぎ? 鱧にレタス?」と最初はちょっと戸惑いますが、食べてみて納得。玉ねぎのほのかな甘みやレタスのシャキシャキ感がベストマッチで、この組み合わせが大正解なことに感動します。鍋の締めがそうめんなのも淡路島流。これがまた鱧の出汁が濃縮した汁とよく合い、お腹がいっぱいなはずなのに止まらない美味しさです。

鱧前菜3種。鱧の棒寿司(中央下)。タレ焼きの鱧を炒り胡麻と大葉を混ぜ込んだ酢飯と共に棒寿司に。鱧のお浸し(左上)。淡路島産新玉ねぎと夏野菜などと鱧を和えた出汁のきいたお浸し。鱧の夏野菜ゼリー(右上)。プチトマトや茄子、オクラなどの夏野菜と鱧を上品な出汁のゼリーに閉じ込めた一品
鱧前菜3種。鱧の棒寿司(中央下)。タレ焼きの鱧を炒り胡麻と大葉を混ぜ込んだ酢飯と共に棒寿司に。鱧のお浸し(左上)。淡路島産新玉ねぎと夏野菜などと鱧を和えた出汁のきいたお浸し。鱧の夏野菜ゼリー(右上)。プチトマトや茄子、オクラなどの夏野菜と鱧を上品な出汁のゼリーに閉じ込めた一品
細やかな骨切りをした鱧に葛粉をはたいて“牡丹鱧”に。鰹出汁に焼き鱧の骨からとる出汁を合わせた吸い地が染み渡る美味しさ。ふっくらとしてきめ細やかな鱧の味わいが、吸い地と極上のハーモニーを生み出す
細やかな骨切りをした鱧に葛粉をはたいて“牡丹鱧”に。鰹出汁に焼き鱧の骨からとる出汁を合わせた吸い地が染み渡る美味しさ。ふっくらとしてきめ細やかな鱧の味わいが、吸い地と極上のハーモニーを生み出す
鱧の湯引き 梅肉のせ。皮目からサッと湯引きした鱧は、ふっくらしっとり。余分な脂が落ちつつ、程よい脂を残しているふっくらとした肉質を味わう一品
鱧の湯引き 梅肉のせ。皮目からサッと湯引きした鱧は、ふっくらしっとり。余分な脂が落ちつつ、程よい脂を残しているふっくらとした肉質を味わう一品
鱧の炭火焼き。串に刺し炭火で丁寧に焼き上げた鱧を、白焼とタレ焼きで。鱧の旨みがストレートに伝わる白焼と、香ばしさがたまらない炭火焼きの食べくらべが楽しい
鱧の炭火焼き。串に刺し炭火で丁寧に焼き上げた鱧を、白焼とタレ焼きで。鱧の旨みがストレートに伝わる白焼と、香ばしさがたまらない炭火焼きの食べくらべが楽しい
鱧鍋。焼き鱧の骨を昆布と一緒に半日以上煮込んでとった出汁に鱧をサッとくぐらす。淡路島産新玉葱、レタス、豆腐、白舞茸、椎茸、人参、三つ葉と共に。辛味が少なく甘い淡路島産の新玉葱やシャキシャキのレタスとの相性は最高
鱧鍋。焼き鱧の骨を昆布と一緒に半日以上煮込んでとった出汁に鱧をサッとくぐらす。淡路島産新玉葱、レタス、豆腐、白舞茸、椎茸、人参、三つ葉と共に。辛味が少なく甘い淡路島産の新玉葱やシャキシャキのレタスとの相性は最高
新鮮極まりない淡路島産鱧は、出汁にくぐらすだけでキリッとそり返る。火を通しても固くならないのが淡路島産の真骨頂。出汁の美味しさも素晴らしい
新鮮極まりない淡路島産鱧は、出汁にくぐらすだけでキリッとそり返る。火を通しても固くならないのが淡路島産の真骨頂。出汁の美味しさも素晴らしい
鱧ご飯。白出汁と鱧の旨みを凝縮した出汁で、鱧の身と一緒に土鍋で炊き上げた逸品。米の一粒一粒に鱧の旨みが
鱧ご飯。白出汁と鱧の旨みを凝縮した出汁で、鱧の身と一緒に土鍋で炊き上げた逸品。米の一粒一粒に鱧の旨みが
鱧前菜3種。鱧の棒寿司(中央下)。タレ焼きの鱧を炒り胡麻と大葉を混ぜ込んだ酢飯と共に棒寿司に。鱧のお浸し(左上)。淡路島産新玉ねぎと夏野菜などと鱧を和えた出汁のきいたお浸し。鱧の夏野菜ゼリー(右上)。プチトマトや茄子、オクラなどの夏野菜と鱧を上品な出汁のゼリーに閉じ込めた一品
細やかな骨切りをした鱧に葛粉をはたいて“牡丹鱧”に。鰹出汁に焼き鱧の骨からとる出汁を合わせた吸い地が染み渡る美味しさ。ふっくらとしてきめ細やかな鱧の味わいが、吸い地と極上のハーモニーを生み出す
鱧の湯引き 梅肉のせ。皮目からサッと湯引きした鱧は、ふっくらしっとり。余分な脂が落ちつつ、程よい脂を残しているふっくらとした肉質を味わう一品
鱧の炭火焼き。串に刺し炭火で丁寧に焼き上げた鱧を、白焼とタレ焼きで。鱧の旨みがストレートに伝わる白焼と、香ばしさがたまらない炭火焼きの食べくらべが楽しい
鱧鍋。焼き鱧の骨を昆布と一緒に半日以上煮込んでとった出汁に鱧をサッとくぐらす。淡路島産新玉葱、レタス、豆腐、白舞茸、椎茸、人参、三つ葉と共に。辛味が少なく甘い淡路島産の新玉葱やシャキシャキのレタスとの相性は最高
新鮮極まりない淡路島産鱧は、出汁にくぐらすだけでキリッとそり返る。火を通しても固くならないのが淡路島産の真骨頂。出汁の美味しさも素晴らしい
鱧ご飯。白出汁と鱧の旨みを凝縮した出汁で、鱧の身と一緒に土鍋で炊き上げた逸品。米の一粒一粒に鱧の旨みが

細かい骨がびっしりとある鱧は、骨切りすることで滑らかな食感に生まれ変わります。骨切りは鱧の命ですが、料理長による見事な骨切りをオープンキッチンで見ることができるのも楽しみのひとつ。シャリッシャリッというリズミカルな音と共に、正確かつ確実に骨切りされていく鱧に、期待が高まります。

オープンキッチンにはおくどさん(竈/かまど)もあり、ここで炊かれる夕食の鱧炊き込みご飯や朝食の白飯は、何杯でもおかわりしたくなる美味しさです。

骨切りされる鱧。熟練の職人の技が、食べた時の滑らかな食感を生み出す
骨切りされる鱧。熟練の職人の技が、食べた時の滑らかな食感を生み出す
炭火で焼かれ、白焼とタレ焼きに。かすかに燻香をまとった鱧は、湯引きとも鍋とも違う美味しさ
炭火で焼かれ、白焼とタレ焼きに。かすかに燻香をまとった鱧は、湯引きとも鍋とも違う美味しさ
おくどさん(竈)があるオープンキッチン。羽釜で炊かれるご飯は絶品
おくどさん(竈)があるオープンキッチン。羽釜で炊かれるご飯は絶品
朝食も淡路島の味覚にあふれている。すり流し、山椒とろろ、納豆、発酵たらこ、出汁巻きたまご、淡路野菜のサラダ、淡路島天然魚の発酵焼き、靖一郎豆乳の手作り豆腐、季節野菜の炊合わせ、鬼おろし、ひじき、京丹後産コシヒカリ、淡路野菜の味噌汁、香の物、水物。発酵食品を多彩に取り入れ、バランスが取れた大変健康的な朝食は、淡路島の1日のスタートにふさわしい
朝食も淡路島の味覚にあふれている。すり流し、山椒とろろ、納豆、発酵たらこ、出汁巻きたまご、淡路野菜のサラダ、淡路島天然魚の発酵焼き、靖一郎豆乳の手作り豆腐、季節野菜の炊合わせ、鬼おろし、ひじき、京丹後産コシヒカリ、淡路野菜の味噌汁、香の物、水物。発酵食品を多彩に取り入れ、バランスが取れた大変健康的な朝食は、淡路島の1日のスタートにふさわしい
骨切りされる鱧。熟練の職人の技が、食べた時の滑らかな食感を生み出す
炭火で焼かれ、白焼とタレ焼きに。かすかに燻香をまとった鱧は、湯引きとも鍋とも違う美味しさ
おくどさん(竈)があるオープンキッチン。羽釜で炊かれるご飯は絶品
朝食も淡路島の味覚にあふれている。すり流し、山椒とろろ、納豆、発酵たらこ、出汁巻きたまご、淡路野菜のサラダ、淡路島天然魚の発酵焼き、靖一郎豆乳の手作り豆腐、季節野菜の炊合わせ、鬼おろし、ひじき、京丹後産コシヒカリ、淡路野菜の味噌汁、香の物、水物。発酵食品を多彩に取り入れ、バランスが取れた大変健康的な朝食は、淡路島の1日のスタートにふさわしい

ゲストルームは全20室。すべて、オーシャンフロントで、日本の夕日100選にも選ばれた播磨灘に沈む息を呑むような夕日が各部屋から眺められます。部屋は、天然温泉露天風呂付きの広々とした離れが3部屋、展望露天風呂付和室のデラックスルームが3部屋、洋室のスタンダードルームが6部屋、和室のスーペリアルームが8部屋。どの部屋も高い天井と洗練された調度品があり、くつろぎの空間を生み出しています。

大浴場は、源泉掛け流しの温泉。オーシャンビューの露天風呂からも、播磨灘に沈む夕日が眺められます。夕日を眺めながら肌あたりの良い温泉につかるひとときはこの上ないリラクゼーション。心身ともにゆっくりとほぐれていくのがわかります。

100%木造の日本建築で作られている離れは、72㎡というゆとりあるスペース。柱や壁は建築当時のものをそのまま使用している。日本庭園の専用庭もある
100%木造の日本建築で作られている離れは、72㎡というゆとりあるスペース。柱や壁は建築当時のものをそのまま使用している。日本庭園の専用庭もある
離れのリビング&ベッドルームは約20畳。ふすまで仕切ることもできる。床の間や欄間、ふすまなど、日本家屋の佇まいが落ち着く
離れのリビング&ベッドルームは約20畳。ふすまで仕切ることもできる。床の間や欄間、ふすまなど、日本家屋の佇まいが落ち着く
機能的なスタンダードルームは27㎡。お風呂はもちろん檜風呂
機能的なスタンダードルームは27㎡。お風呂はもちろん檜風呂
デラックスルームの室内檜風呂。どの部屋のお風呂も檜の浴槽で、良い香りに満たされながらの入浴が楽しめる。湯船に浸かると目線がちょうど水平線と重なり、インフィニティ温泉の雰囲気も楽しめる
デラックスルームの室内檜風呂。どの部屋のお風呂も檜の浴槽で、良い香りに満たされながらの入浴が楽しめる。湯船に浸かると目線がちょうど水平線と重なり、インフィニティ温泉の雰囲気も楽しめる
大浴場。地下深くから湧きでる源泉は、まろやかで肌に優しく、体の芯から温まる
大浴場。地下深くから湧きでる源泉は、まろやかで肌に優しく、体の芯から温まる
100%木造の日本建築で作られている離れは、72㎡というゆとりあるスペース。柱や壁は建築当時のものをそのまま使用している。日本庭園の専用庭もある
離れのリビング&ベッドルームは約20畳。ふすまで仕切ることもできる。床の間や欄間、ふすまなど、日本家屋の佇まいが落ち着く
機能的なスタンダードルームは27㎡。お風呂はもちろん檜風呂
デラックスルームの室内檜風呂。どの部屋のお風呂も檜の浴槽で、良い香りに満たされながらの入浴が楽しめる。湯船に浸かると目線がちょうど水平線と重なり、インフィニティ温泉の雰囲気も楽しめる
大浴場。地下深くから湧きでる源泉は、まろやかで肌に優しく、体の芯から温まる

《洗心和方》での素晴らしい鱧づくしと心地よい滞在を堪能した翌日は、淡路島西海岸にあるグループ施設訪問がおすすめ。

必ず訪れたいのは、《禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい)》という、禅の思想を取り入れたリトリート施設。《洗心和方》からほど近い山の中にあるこの施設は、建築界最高栄誉のプリツカー賞を受賞した建築家坂茂氏によるもの。山奥に突如として姿を見せる、日本杉を組み合わせて作られた全長100メートルのウッドデッキが非常に神秘的で圧巻です。

淡路島は、日本標準子午線(東経135度)線が通過するパワースポットとしても有名ですが、《禅坊 靖寧》はまさに東経135度上に建てられています。大自然の中で、瞑想やヨガを体験し、日頃のストレスをデトックスするには最適な場所です。

《洗心和方》から訪れるなら、日帰りプラン4時間のコースがお手頃。瞑想、ヨガ、禅坊料理、ZEN書、ZEN茶を取り入れたデトックス&リトリートを楽しめるプランです。大自然を感じながら、澄み切った空気の中で静かに心を落ち着けるひとときは、他にはない貴重な体験になるはず。

《禅坊 靖寧》の料理は、発酵醸造料理人の伏木暢顕シェフ監修。地元食材を中心に使い、動物性の食材、小麦粉、油、上砂糖は使用しない、体への負担が少ない優しい料理が楽しめます。

山の中に突如として現れる《禅坊 靖寧》。高さが山の稜線を越えないように設計されている。360度に広がる淡路島の大自然を満喫しながら、さまざまなリトリート体験を
山の中に突如として現れる《禅坊 靖寧》。高さが山の稜線を越えないように設計されている。360度に広がる淡路島の大自然を満喫しながら、さまざまなリトリート体験を
空中禅道場は、まさに空に浮かぶ癒しの空間。特別にデザインされた座禅用の椅子は座り心地が最高で、何時間でも座禅や瞑想ができるほど
空中禅道場は、まさに空に浮かぶ癒しの空間。特別にデザインされた座禅用の椅子は座り心地が最高で、何時間でも座禅や瞑想ができるほど
《禅坊 靖寧》のラウンジ。食事はこちらで。お茶をしたり、読書をしたり、思い思いの時間が過ごせる
《禅坊 靖寧》のラウンジ。食事はこちらで。お茶をしたり、読書をしたり、思い思いの時間が過ごせる
最低限必要なものだけが置かれた宿坊。ミニマリズムの空間が潔い。普段いかに無駄なものに囲まれて暮らしているかを実感する
最低限必要なものだけが置かれた宿坊。ミニマリズムの空間が潔い。普段いかに無駄なものに囲まれて暮らしているかを実感する
禅坊料理の一例。食材の宝庫である淡路島だからこその地元の食材や、山菜やきのこなどの山の恵みを中心にした禅坊料理は、発酵を大切にした心と体を整える料理
禅坊料理の一例。食材の宝庫である淡路島だからこその地元の食材や、山菜やきのこなどの山の恵みを中心にした禅坊料理は、発酵を大切にした心と体を整える料理
山の中に突如として現れる《禅坊 靖寧》。高さが山の稜線を越えないように設計されている。360度に広がる淡路島の大自然を満喫しながら、さまざまなリトリート体験を
空中禅道場は、まさに空に浮かぶ癒しの空間。特別にデザインされた座禅用の椅子は座り心地が最高で、何時間でも座禅や瞑想ができるほど
《禅坊 靖寧》のラウンジ。食事はこちらで。お茶をしたり、読書をしたり、思い思いの時間が過ごせる
最低限必要なものだけが置かれた宿坊。ミニマリズムの空間が潔い。普段いかに無駄なものに囲まれて暮らしているかを実感する
禅坊料理の一例。食材の宝庫である淡路島だからこその地元の食材や、山菜やきのこなどの山の恵みを中心にした禅坊料理は、発酵を大切にした心と体を整える料理

淡路島西海岸には、海に面した素敵なレストランがたくさんあります。《洗心和方》での素敵な滞在を堪能した翌日のランチにも困ることがありません。

まずおすすめなのは、蕎麦割烹の店《Oh-SOBAR(オーソバー)》。播磨灘を一望する店内は、どの席もオーシャンビューで、美しい海を眺めながらの食事を楽しむことができます。空間デザインは、世界で活躍する巨匠の森田恭通氏。洗練されたスタイリッシュな空間で、海を眺めながら蕎麦をいただくという異次元の体験ができます。

蕎麦は、二八蕎麦と月替わりの変わり蕎麦があり、盛り合わせで登場します。淡路島の旬食材をいろいろと楽しみたいなら、ぜひ蕎麦会席コース(6,800円、8,800円)や蕎麦御膳(2,500円、4,500円)を。夜はバーとしても使って欲しいので、この店名になったそうです。

前菜。右上から時計回りに/淡路島の筍木の芽和え。サーモンの手毬寿司、淡路島玉葱ローストとトマト麹の串カツ、淡路島しらすと青梗菜の卯の花和え。新じゃがいもと鰹酒盗の茶碗蒸し。以降写真の料理は全て蕎麦上御膳4,500円から
前菜。右上から時計回りに/淡路島の筍木の芽和え。サーモンの手毬寿司、淡路島玉葱ローストとトマト麹の串カツ、淡路島しらすと青梗菜の卯の花和え。新じゃがいもと鰹酒盗の茶碗蒸し。以降写真の料理は全て蕎麦上御膳4,500円から
お造り。右上から/タイの昆布締め、サワラのたたき、イカそうめんのいくらのせ
お造り。右上から/タイの昆布締め、サワラのたたき、イカそうめんのいくらのせ
天ぷら。オクラ、白魚の大葉巻き、茄子、太刀魚、海老。淡路島の藻塩や天つゆで
天ぷら。オクラ、白魚の大葉巻き、茄子、太刀魚、海老。淡路島の藻塩や天つゆで
月替わりの変わり蕎麦(右)は、山椒蕎麦。山椒の風味とピリッとした刺激が蕎麦とよくなじみ、箸が止まらない。左は二八蕎麦。富山県産の新蕎麦粉を使用し、風味とコシのある更科蕎麦に
月替わりの変わり蕎麦(右)は、山椒蕎麦。山椒の風味とピリッとした刺激が蕎麦とよくなじみ、箸が止まらない。左は二八蕎麦。富山県産の新蕎麦粉を使用し、風味とコシのある更科蕎麦に
《Oh-SOBAR》エントランス。蕎麦店には見えないモダンな造り
《Oh-SOBAR》エントランス。蕎麦店には見えないモダンな造り
前菜。右上から時計回りに/淡路島の筍木の芽和え。サーモンの手毬寿司、淡路島玉葱ローストとトマト麹の串カツ、淡路島しらすと青梗菜の卯の花和え。新じゃがいもと鰹酒盗の茶碗蒸し。以降写真の料理は全て蕎麦上御膳4,500円から
お造り。右上から/タイの昆布締め、サワラのたたき、イカそうめんのいくらのせ
天ぷら。オクラ、白魚の大葉巻き、茄子、太刀魚、海老。淡路島の藻塩や天つゆで
月替わりの変わり蕎麦(右)は、山椒蕎麦。山椒の風味とピリッとした刺激が蕎麦とよくなじみ、箸が止まらない。左は二八蕎麦。富山県産の新蕎麦粉を使用し、風味とコシのある更科蕎麦に
《Oh-SOBAR》エントランス。蕎麦店には見えないモダンな造り

《洗心和方》で鱧を堪能したけれど、もっともっと淡路島の鱧が食べたいという人は、同じく西海岸にある《青の舎(あおのや)》へ。和洋2つのレストランと古酒専門店、劇場までもを併設した施設《青海波(せいかいは)》の中にある、寿司と和食の店です。

劇場のような階段型の客席が特徴で、どの席からも眼前に広がる海とオープンキッチンが見られる、ユニークな造りになっています。ここでは、6月1日から10月31日までの間、「鱧づくし御膳」を提供。淡路島由良港でその日に水揚げされた天然鱧を使い、湯引きや鱧寿司、天ぷら、鍋などが味わえる御膳になっています。

ランチは手軽にピザやパスタで、というなら《ミエレ》は外せません。“海まで1メートル”という抜群のロケーションで絶対に食べたいのが、淡路島産しらすがボウル1杯かけ放題のしらすピザ。ストップと言うまでしらすをかけ続けてくれるので、しらす好きにはたまりません。淡路島はしらすの名産地でもあるので、その美味しさを味わいつくすには最適です。

店名のミエレは、イタリア語で「はちみつ」という意味。その名前の通り、淡路島産のオーガニックはちみつを使ったスイーツやドリンクも充実しているので、カフェとしての利用にも便利。帰る前には淡路産はちみつが豊富に揃っている1階のショップのチェックも必須です。

《青の舎》の「鱧づくし御膳」。献上檜重箱上段は前菜、下段には鱧鮨と鱧のお造り。左は鱧の天ぷら、右は鱧鍋。9,500円
《青の舎》の「鱧づくし御膳」。献上檜重箱上段は前菜、下段には鱧鮨と鱧のお造り。左は鱧の天ぷら、右は鱧鍋。9,500円
階段状になった《青の舎》の劇場型の客席。眼前には播磨灘がステージのように広がる
階段状になった《青の舎》の劇場型の客席。眼前には播磨灘がステージのように広がる
《ミエレ》の淡路島産しらすピザ3,080円。パリッと焼けた耳の部分まで美味しい
《ミエレ》の淡路島産しらすピザ3,080円。パリッと焼けた耳の部分まで美味しい
船の上にいるような気分が味わえる、《ミエレ》のデッキテラス。素晴らしいロケーションに感動する
船の上にいるような気分が味わえる、《ミエレ》のデッキテラス。素晴らしいロケーションに感動する
《青の舎》の「鱧づくし御膳」。献上檜重箱上段は前菜、下段には鱧鮨と鱧のお造り。左は鱧の天ぷら、右は鱧鍋。9,500円
階段状になった《青の舎》の劇場型の客席。眼前には播磨灘がステージのように広がる
《ミエレ》の淡路島産しらすピザ3,080円。パリッと焼けた耳の部分まで美味しい
船の上にいるような気分が味わえる、《ミエレ》のデッキテラス。素晴らしいロケーションに感動する
日本一の鱧の生産地として知られる淡路島。極上の鱧づくしを堪能し、島の夏の味覚を楽しむ旅へ

洗心和方
兵庫県淡路市野島蟇浦150
0799-64-9800
チェックイン15:00〜、チェックアウト11:00
全20室(標準和室8部屋、洋室6部屋、特別客室展望風呂付き3部屋、離れ・温泉露天風呂付き3部屋)
7万180円〜(大人2名1泊2食付き、税サ込み、入浴税150円)
https://senshinwaho.com/
*「淡路島産鱧コースプラン」は6月1日(月)〜8月31日

禅坊 靖寧
兵庫県淡路市楠本字場中2594-5
0799-70-9087
https://zenbo-seinei.com/
*プラン内容はHP参照

Oh-SOBAR
兵庫県淡路市野島轟木字砂川269-2
050-3821-2229
11:00〜14:30LO、17:00〜19:30LO
水曜休み
https://oh-sobar.com

青の舎
兵庫県淡路市野島大川70 青海波内
0799-70-9109
11:00〜14:00最終入店、17:00〜19:30最終入店
木曜休み
https://awaji-seikaiha.com/aonoya/

ミエレ
兵庫県淡路市野島蟇浦785-9
0799-80-2600
10:30〜18:30LO(土日祝10:00〜18:30LO)
木曜休み(祝日の場合は営業)
https://miele-da-scuola.com

  • 斎藤理子

    斎藤理子 さん (さいとう・りこ)

    フードジャーナリスト

    雑誌編集者を経てロンドンなど海外に長年住み、その間世界各国を食べ歩く。現在は国内外の生産者から三つ星シェフ、立ち飲みまで広く取材し執筆。著書に「イギリスを食べつくす」(主婦の友社)、「隣人たちのブリティッシュスタイル」(NHK出版)など。編著に『アル・ケッチァーノ』奥田政行シェフの連載をまとめた「田舎のリストランテ頑張る」(マガジンハウス)。2011年英国政府観光庁メディアアワード受賞。やまがた特命観光・つや姫大使。

広告

  1. HOME
  2. 日本一の鱧の生産地として知られる淡路島。極上の鱧づくしを堪能し、島の夏の味覚を楽しむ旅へ

人気ランキング

  • 最 新
  • 週 間
  • 月 間

注目の記事

編集部のイチオシ!

オススメの連載