CMでもおなじみ、名曲「やさしく歌って」の誕生秘話「Killing Me Softly with His Song」(ロバータ・フラック)
文・高橋芳朗
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筋萎縮性側索硬化症を罹患して闘病生活を送っていたアメリカの歌手、ロバータ・フラックが2月24日に他界しました。88歳でした。
たくさんの名曲を残しているロバータですが、なかでも有名なのが1973年の「Killing Me Softly with His Song」(邦題「やさしく歌って」)。この曲は日本でも人気が高く、ネスカフェのCMで使われていたほか、渡辺美里や平井堅など数多くのシンガーに歌い継がれています。
「Killing Me Softly」は、実はもともと1972年にロリ・リーバーマンが発表した曲でした。これを偶然飛行機内で聴いて気に入ったロバータは自らカバーすることを決意。独自のアレンジを加え、3カ月の制作期間を費やして新たなバージョンを作り上げた経緯があります。
曲の完成直後、ロバータはクインシー・ジョーンズのコンサートに出演した際に早速「Killing Me Softly」を披露。そのときのことを、彼女は次のように回想しています。
「歌い終わっても観客の歓声が止まなくて、クインシーが私に話しかけてきたの。『ロバータ、この曲はもう二度と歌わない方がいい。君がちゃんとレコーディングを終わらせてリリースするまではね』って」
こうして晴れて発売された「Killing Me Softly」は、見事全米1位を獲得。前年の「The First Time Ever I Saw Your Face」に続き、ロバータに史上初の2年連続グラミー賞最優秀レコード賞の栄誉をもたらしました。
『クロワッサン』1140号より
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