私には何でもすぐにニオイを嗅ぐ癖があります。【林家たい平師匠とふなっしーのお悩み相談室】
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
【お悩み】
なかなか人に言いづらいのですが、私には何でもすぐにニオイを嗅ぐ癖があります。買ったばかりの洋服とか靴とか本とか。そういういいものばかりじゃありません。1日かぶった後の帽子とか、愛犬に舐められた手とか、爪を切ったあとの指とか……こんなことを告白すると変態さんと思われそうですが、やめることができません。人はなぜクサいものに惹かれてしまうのでしょうか? おふたりはそんなことはありませんか?(40代・バス運転手)
ふなっしー(以下、ふ) そんなの普通なっし! 皆言わないだけで、あらゆるものを嗅いでるはずなっし。
たいっしー(以下、た) 僕も昔から嗅覚がよくて、前世は犬だと思ってるくらい。ニオイを嗅ぐって一種の確認行為だよね。
ふ 身に着けるものや食べ物なんか、ニオイで「まだいけるぞ!」とかって分かるものなっしな。
た そうそう。たとえば僕だったらホテルの部屋のスリッパのニオイを嗅いで、変なニオイがしなければ履く、とかね。
ふ 趣味の世界ですけど、ふなっしーが好きな日本刀って、鍔に黒錆を付けるなっし。薬品を使ってない、本物の古い黒錆は何とも言えない古き良きニオイがするなっし〜。
た 何だか奥深いなあ。今の人って昔と比べて鼻を使ってない気がするよね。食べ物だってニオイを嗅がずに賞味期限だけで食べられるかどうか判断したり。でも嗅覚って危険を察知して身を守るためにすごく大事。だからこの人もむしろどんどんニオイを嗅いで、警察犬並みの嗅覚になってほしいな!
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
『クロワッサン』1128号より
広告