庭仕事をもっと楽しく、便利に。植物との暮らしを彩る道具案内。
気分の上がる機能的でおしゃれなアイテムからお気に入りを見つけて。
撮影・青木和義 スタイリング・池田沙織
【機能もバツグン。気持ちを高める道具たち。】
[hillbrush]ブラシ&ダストパン
天然素材を使ったブラシは暖炉用だが、ベランダの隙間などにも入り込むサイズが、ガーデン向き。ダストパンはスチール製で安定感があり、広い口でどんなゴミも受け止める。
[SPEAR&JACKSON]深いスコップ&メモリ付きスコップ
深さのあるスコップ(左)は土の入れ替え時に。5cm、10cmと目盛りが入っていて、土に差し込むだけで深さの目安がわかるスコップ(右)は先端が鋭く、雑草の根も土深くまでとらえるので、植え替えに便利。
[GLORIA]スプレーボトル
室内では植物が乾燥しがち。定期的に霧吹きで水浴びさせて。ハンドルを握っても離しても噴射されるダブルアクションで、手の負担を半減。ノズルを回転すると、ミストの細かさも変えられる。
[Burgon & Ball]芽切りバサミ&万能園芸バサミ
人間工学に基づいてデザインされ、ロックを外すと自然に開くバネ式なので、力まずにカットが可能。枝ものまでなんでも扱える。花摘みなど、より細かな作業をするときは、芽切りバサミ(左)が便利。
[DULTON]ソイルバケツ
フタとスコップがセットになっているので、用土を混ぜて、保存するのに重宝。オーバル型で収納力があり、買ってきた土や石を袋のまま入れても、道具をしまっておくにもちょうどいい大きさ。
[HAWS]ジョウロ
快適に使えるデザインが、イギリスで特許を取得したベストセラー。シャワーヘッドは真鍮で〝絹糸のような散水〞ができ、繊細な植物も傷めない。プラスチック製は軽くて使い勝手バツグン。
わたしの愛用品(1)
「マーキュリー キャンバスバケツ」
【都心のベランダで庭づくり中。】
こてらみやさん(料理家)
中がラミネート加工されており、濡れや汚れに強い布製バケツ。収納に使う人も多いが、こてらさんは庭用に2つ購入。「落ち葉を拾ったり、庭じゅう移動しながら作業をする時に容量が大きくて軽いバケツがすごく便利」
【飾る楽しさを何倍にも。ガーデンをおしゃれにするアイテム。】
[LABOUR AND WAIT]ワイヤーガーデンバスケット
ジャガイモの収穫に使われていたバスケット。粗いメッシュが土を落とすので、苗やガーデン道具を入れるのに便利。持ち手は取り外し可能。鉢をまとめればディスプレイのアクセントにも。
[ARAHEAM]ハングオール
限られたスペースでグリーンを楽しむなら、取り入れたいのがハンギングできる鉢カバー。レザーアイテムを作る際に出る端材を使用。カッティングしたレザーのデザインが軽やかながらモダンな雰囲気。
[FARM]ボタニカル ソークポット
ガラス鉢に水を入れ、植物を植え付けた陶器鉢を重ねると、鉢底からゆっくりと水を吸収。鉢底穴があいていないので室内でも扱いやすく、適量が見えるので水をやりすぎることもなく効率的。
[YAMATEI]プラントムーバー
大きな植物を育てるなら、直置きせず、キャスターのついたムーバーを使おう。ストーンの質感がクールで、頑丈。重たい植物を自由に移動できるだけでなく、床を湿気から守ってくれる。
[ザ・コンラン ショップ]プラントスタンド
高さを出すことで植物を湿気から守り、インテリアのバランスもとってくれる。ラタンで編まれた温かな雰囲気で、リゾートのムードが高まり、グリーンの顔も生き生き。
[Burgon & Ball]コッパーラベル
自分が育てている植物の名前は覚えておきたいもの。ボールペンなど先の尖ったもので自由に彫りつけられる銅製のラベルは、ナメクジなど銅を嫌う虫除け対策にもなり、一石二鳥!
わたしの愛用品(2)
「ホームベジトラグ」
【庭で花だけでなく野菜も育てる。】
増田由希子さん(フラワーアーティスト)
中央にかけて深くなっていく野菜栽培用のコンテナ。脚付きなのでムレも心配なく、家庭菜園を始めるのにぴったり。「手前の浅い部分ではサニーレタスなどの葉もの、中央の深い部分でラディッシュを育てています」