くらし

豆苗と桜えびのかき揚げとセロリの葉【大庭英子さんのレシピ】

家で作るからこそ味わえる揚げたてのおいしさは格別。
少量でも手軽に作れて、下味をつけるからヘルシーに食べられる揚げ物レシピを教わった。
  • 撮影・青木和義 文・長谷川未緒

豆苗と桜えびのかき揚げとセロリの葉

天ぷら衣は材料をボウルに入れ、ホイッパーでさっくり軽く混ぜる。
じっくり揚げて素材から水分を引き出すと、カリッと仕上がる。

繊維の多い豆苗やセロリの葉は、かき揚げにするとやわらかくいただけます。薄づきの衣に青々とした香りは、天つゆいらずです。

【材料(2人分)】
豆苗1/2パック(正味50g程度)
桜えび 5g
しょうがのせん切り 5g
薄力粉 大さじ1/2
セロリの葉 1本分
天ぷら衣[溶き卵 1/2個、冷水 1カップ、薄力粉 1カップ(100g)、塩 小さじ2/3]
揚げ油 適量

【作り方】
1.豆苗は根の豆を切り落とし、長さを3等分に切る。
2.ボウルに豆苗、桜えび、しょうがを入れ、薄力粉をまぶす。
3.天ぷら衣を合わせ混ぜ、2に加えてさっくり混ぜる。
4.揚げ油をフライパンの深さ半分まで入れて中温に熱する。
5.3の1/4量ほどを穴あきお玉ですくい、薄く丸く形作り、静かに油に入れる。残りも同じように入れて弱めの中火で途中上下を返しながら、2~3分カリッと揚げて取り出す。
6.大きめに切り分けたセロリの葉に天ぷら衣をつけて油に入れ、弱めの中火で途中上下を返しながら、1~2分カリッとするまで揚げて取り出す。

しっかりと下味をつけるのが揚げ物のコツ

フライパンで気軽に揚げて。

来客時はもちろん、ひとりの食卓でも揚げ物をよく作るという料理研究家の大庭英子さん。

「直径24cm程度のフライパンで気軽に揚げています。深さの半分程度まで米油を入れ、一度に揚げる量は表面積の半分くらいまで。そうすれば、油の温度が一気に下がることもありません」

揚げ物には下味をつけずに揚げて調味料をかけて食べるものと、下味をつけて揚げ、そのまま食べるものがあるが、今回は後者を中心に教わった。

「下味がついていると冷めてもおいしいですし、調味料は意外とカロリーが高いので、かけずに食べたほうが健康的。肉や魚は室温に戻して、新しい油を使って揚げさえすれば、誰でもおいしく作れますよ」

揚げ物のコツ

【コツ1】菜箸を油に入れ、全体から細かい泡が出る中温が基本。
【コツ2】揚げカスはこまめにすくい取ることで、焦げつきなどを防ぐ。
【コツ3】油切りは使わず、新聞紙とキッチンペーパーを重ねて洗い物を簡単に。
大庭英子

大庭英子 さん (おおば・えいこ)

料理研究家

身近な材料とふだん使いの調味料で作る、簡単で、やさしい味わいの料理が人気。『おいしい家庭料理の作り方』など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

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