お米のかわりにオートミールで作る、3つの低糖質&腸活レシピ。
美味しければ続くし目的も達成、そんなプロの味を料理家の新谷友里江さんに教わります。
撮影・黒川ひろみ スタイリング・矢口紀子 構成&文・堀越和幸
お米の代わりに使うオートミールで、美味しい腸活レシピ。
しらすとねぎのごまおにぎり
オートミールでおにぎりが……と、感銘を深めるシンプルな一品。しらすのほのかな塩味、万能ねぎのシャキシャキ感、噛むごとに穀物の滋味が口に広がる。
【材料(1人分)】
A[オートミール(ロールドオーツ)30g 水 1/4カップ]
万能ねぎ 1本(5g)
しらす 大さじ1
白ごま 小さじ1
塩 少々
【作り方】
1.万能ねぎは小口切りにする。
2.耐熱ボウルにAを入れて、ラップをせずに電子レンジ(600W)で1分加熱する。1、しらす、白ごまを入れてさっと混ぜ、おにぎりを作って塩をふる。
ベーコンとブロッコリーのクリームリゾット
ごはんよりも早くできて、ごはんよりもクリーミーなのがこのリゾット。言われずに口にすれば、むしろ気づかない? インスタントオーツのレンチン、定番の一皿。
【材料(1人分)】
オートミール(インスタントオーツ)30g
ベーコン 1枚(20g)
ブロッコリー 30g
A[牛乳 3/4カップ 塩 少々]
粗びき黒こしょう 少々
【作り方】
1.ベーコンは1cm幅に切る。ブロッコリーは小さめの小房に分ける。
2.耐熱ボウルにオートミール、Aを入れ、1をのせてラップをし、電子レンジ(600W)で約3分加熱する。全体をさっと混ぜて器に盛り付け、粗びき黒こしょうをふる。
アボカド納豆丼
納豆と一緒にロールドオーツを噛みしめれば、なぜか玄米を思い出す、そのくらいの好相性。発酵食品と食物繊維豊富食材を組み合わせる、これぞまさに〝腸活丼〞。
【材料(1人分)】
A[オートミール(ロールドオーツ)30g 水 1/4カップ]
アボカド 1/4個(35g)
納豆 1パック
長ねぎのみじん切り 大さじ1
卵黄 1個
B[ごま油 小さじ1/2 醤油 小さじ1/2]
【作り方】
1.アボカドは一口大に切る。
2.耐熱ボウルにAを入れ、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で1分加熱してさっと混ぜる。
3.器に2を盛り付けて、納豆、1、長ねぎ、卵黄をのせ、Bをかける。
ロールドオーツ
インスタントオーツ
オートミールがダイエットの最強食材と呼ばれるのにはわけがある。レシピを考案してくれた料理家の新谷友里江さんはこう説明する。
「まず白米に比べて糖質量が少ないことです。普通のお茶碗1杯分くらいのお米の糖質が50gぐらいだとすると、平均的なオートミール1食の糖質は約17g。それに水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含んでいるので、お腹のもちがいいんですよ」
栄養だけではない、簡単に作れるのもオートミール食の優れた点。
「牛乳をかけるだけ、水をかけてレンチンするだけ、あるいは牛乳やヨーグルトに一晩漬け込むオーバーナイトだって、放っておけば完成しますので」
まずは代表的なオートミール2種、ロールドオーツとインスタントオーツの特徴を理解しよう。それぞれの個性に応じて美味しい料理ができあがる。
「洋風だけでなく、お米の代わりに使う“ごはん化”レシピもおすすめです。しらすのおにぎりを一度作ってみてください。イメージが変わりますよ」
〈基本の食べ方〉
『クロワッサン』1085号より