その白髪、染めるか、隠すか、それとも…? 髪色問題を、積極的に楽しむ。

種類も豊富なホームカラー。

「需要の約8割はしっかり白髪を隠し、染めた色が長く続くヘアカラー。半永久染毛剤はダメージが少ない反面、白髪には色が入りますが黒髪は脱色しないので全体が同じ色にはならずに、白髪が目立たない仕上がり。着色が弱い順に、カラーシャンプー、カラートリートメント、ヘアマニキュアになります」

◎しっかり染まり、髪色が長持ち。色のバリエーションが豊富で、白髪をカバーしながら髪色が楽しめる。

△髪が傷みやすい。パッチテストが必要。

◎髪が傷みにくい。手間がかからない。

△脱色しないため、黒髪は明るくできない。白髪は染料の色に染まり、黒髪はニュアンスが変わる程度。洗髪のたびに色が徐々に落ちる。

シャンプー後、トリートメントしながら3分間で自然に着色。アルガンオイルなど18種類の保湿成分でケアし、なめらかな指通りを叶える。

シャンプー中にキューティクルの隙間に浸透、徐々に白髪が染まる。鉱物油やパラベン、シリコンなど8つの添加物フリーで敏感な頭皮にも優しい。

永久染毛剤で染める場合は、必ず48時間前に腕の内側にテスト液を塗るパッチテストを。異常を感じたらヘアカラーは避けて。「ヘアカラーの酸化染料（ジアミン）のアレルギー反応は、最初はかゆみや赤み程度ですが重症になると呼吸困難にも。非アレルギーの頭皮湿疹や別の原因もあるので不安な場合は皮膚科で相談してください」

ヘアカラーは頭皮がかぶれる。でも白髪は隠したい。そんな願いを叶えるのが、酸化染料ではなく〝黒髪メラニンのもと（＊）〟で染める髪色サーバー。「髪の表面のキューティクル層に黒髪メラニンのもとが少しずつ蓄積。髪を傷めず、洗っても色落ちしにくく定着します」

＊着色成分（ジヒドロキシインドール）

100％天然由来の＂黒髪メラニンのもと＊＂を配合。メラニンのもとで髪表面を着色。シャンプー後に5分なじませて洗い流すと、使うたび白髪が自然な黒に。色が持続し、ハリ・コシもアップ。

染めてから10日〜2週間程度で目立つ新しい白髪。「広範囲ならヘアマニキュアがおすすめですが、ピンポイントなら、外出前に気になる部分だけをカラーリングできる一時染毛料が便利。ただし汗や水で流れやすい商品もあるので、使う場所やタイミングには注意を」

ブラウンには、丹波の栗殻から抽出したエキスをブレンド。オーガニック茶の実オイルやパールエキスで保湿し、パリッと固めずツヤ仕上がりのマスカラ型。精油の甘い香りが優しい。

椿油やアルガンオイルを配合し、髪に潤いを与える天然由来100％のスタイリングバーム。白髪カバーとヘアケアをワンタッチで。はねた毛を抑えたりタイトにまとめたり、アレンジは自在。

色のバリエーションも豊富になった白髪染め。「ただ、ヘアカラーは一度染めると基本的に数カ月そのままなので、色選びが難しいという声も。解決策として、スマホで気軽に全60色を体験できる髪色シミュレーションを開発。昨年7月にスタートして17万人が体験し、意外な色が似合う発見があると好評です。印象を変えたい人や店頭に長居したくない人にもおすすめします」

泡の白髪染めからヘアマニキュアまで選べる髪色は全60色。パーソナルカラー診断に基づいて似合う色の提案も。

◯ 色素幹細胞の減少に着目。薄毛を防いで黒髪も守る。

白髪では黒色の色素を作る色素幹細胞の数が減少していることを「メナード」が確認。色素幹細胞の維持に必要な特定のたんぱく質の発現を高める超熟紅参とトリュフなどに白髪予防効果が。

◯ メラノサイトで作られたメラニン色素を輸送する。

メラノサイトでメラニンが作られているのに黒くならない白髪を研究した「ミルボン」。メラニンを毛母細胞に届けられない輸送の異常を解明し、白髪抑制効果を持つ3種の植物成分を特定。

◯ 頭皮に優しい弱酸性でメラニンが髪の芯に定着。

「タカラベルモント」は、独自技術でメラニンそのものを白髪の芯部「メデュラ」に浸透・定着させる。頭皮に優しい弱酸性も特長。スプレーなどで白髪を手軽に改善できる製品開発を進めている。