引き取る条件は厳しい? ほか保護猫についてのQ&A。
保護した猫の新たな飼い主を見つけるために奔走している人たちがいます。ネコリパブリック 東京お茶の水店店長の内川絢子さんに話を聞きました。
撮影・中村ナリコ イラストレーション・オカタオカ 文・篠崎恵美子
Q.費用はどれくらいかかりますか?
A.一定の費用はかかります。
保護団体が獣医にかかった費用を立て替えている場合が多いので、避妊去勢代、ワクチン代を支払うことが多い。
保護猫カフェ ネコリパブリックでは今までの治療費2万2000円、トイレなど生活必需品代1万4300円〜、猫を届ける際の交通費(実費)、トライアル期間中のペット保険3,000円などが必要だ。
Q. 一人暮らしで高齢ですが、 引き取る条件は 厳しいですか?
A.もしものときの引き取り制度があるところも。
60代以上の独居となると断られるケースが多いが、条件付きで猫を譲渡するところも。ネコリパブリックでは万が一猫と暮らせなくなったときのために「猫生たすけあい制度」を設けていて、保証金(毎月3,000円〜)を支払えば引き受けてもらえる。ネコリパブリック出身の猫でなくても加入可能。
Q.相性の良さってどうやって決めるの?
A.飼い主がシニアなら、落ち着いた大人猫がおすすめ。
「ほかの猫やお客さんとの触れ合いからその猫の個性が見えてきますので、生活スタイルによっておすすめする猫は違います。シニアの場合、3〜4歳以上の大人猫がどっしりと落ち着いていていいですよ。同年代の友だちが増えるような感じです。また猫が20年近く生きることも忘れずに」(内川さん)
『クロワッサン』1056号より